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鳩レースで日本一「もう一度」 県内で唯一獲得、養老の大橋さん意欲

2022年5月13日 05時05分 (5月13日 14時42分更新)
自らの鳩舎でハトの世話をする大橋さん=養老町高田で

自らの鳩舎でハトの世話をする大橋さん=養老町高田で

  • 自らの鳩舎でハトの世話をする大橋さん=養老町高田で
  • 日本最優秀鳩舎賞のトロフィーを手にする大橋さん(左)=養老町高田で
 「鳩(はと)レース」で県内唯一の日本一を獲得した男性が養老町にいる。畳店を夫婦で営む大橋憲夫さん(74)。「日本鳩レース協会」の日本最優秀鳩舎(きゅうしゃ)賞を一九九七(平成九)年度に受賞した。「もう一度、日本一を取りたい」と意欲を燃やす。
 レースはハトのスピードを競う。距離は数百キロにわたり、中には千キロを超えるレースもある。ハトの帰巣性から、ゴールはそれぞれの鳩舎。電子化された機器でタイムを正確に記録する。
 日本鳩レース協会は東京都台東区の一般社団法人。協会によると、五〇(昭和二十五)年に設立され、会員数は一万人。日本最優秀鳩舎賞の表彰は八八年度に始まった。大橋さんは「岐阜県連合会」の所属で受賞しており、これまで岐阜ではただ一人の栄冠という。
 大橋さんは「小学生の頃は皆、ハトを飼っていた」とブームに乗り、父が作ってくれた小屋で小学三年生の頃に飼い始めた。名古屋で畳職人の修業をして帰郷し、二十歳でレースにデビュー。「能力は配合で決まる。目で能力が分かる」と言い、研究の材料にするためハトの全身と目のアップを撮影して記録している。
 その情熱と実績に、大橋さんを師と仰ぐ人たちが訪れてくる。獲得したトロフィーは数えきれず、置き場に困り受け取りを辞退することもある。「どんな世界もゴールはない。畳もハトも」と大橋さん。再び日本の頂点へ羽ばたこうと、二百羽のハトを育てている。
 (藤野治英)

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