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空き家を紅茶専門カフェ 名古屋市中村区で若者2人「街を盛り上げたい」

2022年5月13日 05時05分 (5月13日 14時44分更新)
空き家を活用して紅茶専門カフェをオープンした田中さん(右)と青山さん=名古屋市中村区名楽町1で

空き家を活用して紅茶専門カフェをオープンした田中さん(右)と青山さん=名古屋市中村区名楽町1で

 レトロな街並みが残るJR名古屋駅西側の名古屋市中村区・大門エリアの新大門商店街で、空き家を活用した紅茶専門カフェ「Teapick(ティーピック)」を若者二人が開いた。「ここで息抜きをして、この街の魅力を多くの人に知ってもらえたら」と意気込みを語る。
 オーナーは、日本紅茶協会のティーインストラクター資格を持つ田中耕平さん(29)=刈谷市。大学時代の友人でカフェ事業の経験がある青山祥さん(30)=豊橋市=と共同で運営を始めた。「いつか二人でカフェをやろう」と大学時代から夢見ていた。一年半ほど前からオンラインで茶葉を販売し、実店舗の場所を探していたところ、借り手と空き家の持ち主をつなげる会社「On−Co(オンコ)」(三重県桑名市)を通じて大門の空き家を知った。
 築七十年ほどの二階建て長屋。長らく「呑底(どんぞこ)」という居酒屋店で、黄色い壁が目印だった。二人は、空き家になってからも黄色い壁が商店街の風景として残っていることを知り、その色合いを残した。
 カフェは、今月三日にオープン。長屋の一角を、大門でDIY(日曜大工)を専門に扱う業者が改修し、一階部分の二十七平方メートルを店にした。カウンター五席と四人掛けテーブルが二つ。紅茶は、スリランカやインド、ネパールの単一茶園の茶葉を使い、ポット提供で六百円から。パニーニや自家製スイーツなどの食事メニューもある。
 高齢化や人口減少で、かつてのにぎわいが減っている商店街の人たちは「こんなところによく来たね」と言いながら、田中さんと青山さんを歓迎してくれたという。オープン以降、近隣の小学生が「こんにちは。お兄ちゃんいる?」と店をのぞきに来ることも多い。二人は「人の温かさを感じてます。この街を一緒に盛り上げたい」と声をそろえる。
 現在は試験的営業のプレオープン期間で、土日の午後一〜七時の営業。七月からは午前十一時半〜午後十時。八月に本格オープン予定。
 (篠塚辰徳)

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