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石川県内 東京、大阪上回る コロナ 10万人当たり感染者

2022年5月12日 05時05分 (5月12日 09時52分更新)
大型連休の期間中、観光客でにぎわう近江町市場=4月29日、金沢市青草町で

大型連休の期間中、観光客でにぎわう近江町市場=4月29日、金沢市青草町で

  • 大型連休の期間中、観光客でにぎわう近江町市場=4月29日、金沢市青草町で

連休の人出影響か

 厚生労働省が十日公表した全国の監視指標をみると、九日までの直近一週間の新規感染者数(対人口十万人)で、石川は東京や大阪、愛知などを上回る水準となっている。二百人を超えたのは石川、福井など十三道県で、地方が多い背景には大型連休中の帰省や観光などが影響した可能性がある。(田嶋豊)
 最も多いのは沖縄で七六二・七四人。北海道が二八九・二七人、鹿児島が二六四・三八人で続く。石川は二二一・五四人、福井は二一六・九九人で、大阪(一八七・五四人)や東京(一六二・九三人)を大きく上回る。十一日時点ではさらに数が増え、石川で二三九・四人、福井は二五五・七人となった。富山は九日時点では全国で二番目に低かったが、十一日には一日当たりの新規感染者が一カ月半ぶりに三百人を超えた。
 こうした中で、都道府県が行う住民向けの旅行割引「県民割」は連休明けの九日から再開。石川などは「北陸信越・中部(九県)」の枠組みで、十三日から全域で適用される。
 まん延防止等重点措置の適用後、感染者数が落ちきらないうちに突入した大型連休。県専門家会議座長の谷内江昭宏・金沢大病院副院長(免疫学・小児科学)は感染者数の推移について「この一、二週間で数自体はもう少し増えるかもしれない」とした上で、「連休のインパクトがどの程度かはもう少し見なければいけない」と話した。
 谷内江氏は「行動制限が解け、社会のいろいろな場面での感染が増えてきている」とも指摘。「リスクゼロにはできない。重症化予防が重要で、場面に応じ基本的な感染対策の徹底を」と呼び掛ける。
 また、「守らなければいけないのは高齢者ら重症化のリスク者だ」と強調。軽症、無症状が多いオミクロン株の特性も踏まえ「自宅療養が多くなったから危ない人が増えるということではない。自ら判断し、医療を求めていくことも大切だ」と話した。

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