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ベッコウトンボが24年ぶり300匹超確認 磐田・桶ケ谷沼

2022年5月12日 05時05分 (5月12日 05時05分更新)
桶ケ谷沼のベッコウトンボ=磐田市で(市提供)

桶ケ谷沼のベッコウトンボ=磐田市で(市提供)

  • 桶ケ谷沼のベッコウトンボ=磐田市で(市提供)
 絶滅危惧種で、磐田市が市の昆虫に制定するベッコウトンボが、同市東部の生息地・桶ケ谷(おけがや)沼で二十四年ぶりに三百匹以上確認された。三百匹を超えたのは一九九八年の四百五十匹以来。市や県、自然保護団体でつくる調査会が四月二十五日に調べた。 (勝間田秀樹)
 調査は年一回実施。例年と同規模の十二人態勢で約二時間かけて調べ、成虫を三百八十匹確認した。
 同沼では、地元の「野路会(のみちのかい)」「NPO法人岩井里山の会」「NPO法人桶ケ谷沼を考える会」や自治会が二〇〇四年から、ベッコウトンボの幼虫がザリガニなどに食べられるのを防ぐため、沼の中に木の囲いを設けている。二〇年ごろからは、幼虫をコンテナに保護して成長を見守ってきた。
 磐田市環境課の担当者は「取り組みが成果につながったとみられる。今後は沼周辺の里山も含め、よりよい保全のあり方を考えていきたい」と話している。
 ベッコウトンボは、羽の模様と体がべっこう色なのが名前の由来で、四〜六月に見られる。日本や中国、朝鮮半島に生息し、国内では静岡や山口県、九州に分布。国内有数の生息地を抱える磐田市は〇九年二月一日に市の昆虫に制定した。環境省は、ごく近い将来、野生での絶滅危険性が極めて高い「絶滅危惧1(ローマ数字の1)A類」に分類している。

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