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ハトの和菓子に「平和」込め 浜松・大和屋4代目店主

2022年5月12日 05時05分 (5月12日 05時07分更新)
平和を願う上生菓子を手にする山本剛さん=浜松市西区の大和屋で

平和を願う上生菓子を手にする山本剛さん=浜松市西区の大和屋で

 平和の象徴とされる白いハトに、ウクライナの国旗を添えた上生菓子が、浜松市西区雄踏町の和洋菓子司「大和屋」にお目見えした。四代目店主山本剛さん(51)が「平和を願う気持ちよ、飛んでいけ」との思いを込め、アイデアを練りに練って完成させた。 (岸友里)
 「平和」と名付けた上生菓子は、山本さんが一つずつ手作りしている。白あんをベースにした練り切りを丸めて、ハトの形を作り、溝を入れて顔や羽を表現。目となる黒ごま、練り切りで作った青と黄色のウクライナ国旗を添える。口溶けの良いこしあんが中に入っており、優しい甘さだ。
 製作のきっかけは、ロシアの侵攻を受けるウクライナのニュースだった。山本さんは「和菓子を食べる時に、平和について思いをはせてもらえたら」との思いで、三月にはウクライナ国旗の上生菓子を販売した。
 その後、白いハトとの組み合わせに挑戦し、伝統的な上生菓子「ウグイス」の形を基に完成させた。しかし、常連客から「もっと顔つきを柔らかくしたほうがいいのでは」と助言があり、表情づくりに苦心した。最終的に顔を振り向かせたハトの姿に落ち着き、黒ごまの角度を調整して柔らかな表情を出した。
 大和屋は一九三〇(昭和五)年創業。どら焼きなど小麦を使用する商品は、ウクライナ情勢による原料価格高騰の影響を受けているという。
 山本さんは「現地の支援とまではいかないかもしれないけど、今、自分にできる形で平和の大切さを発信したい」と話している。
 「平和」は一個百八十円。開店は午前八時半〜午後六時。月曜休み。(問)大和屋=053(592)1079

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