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寄贈本著者が御嵩町を提訴へ 町立図書館が1年間取り扱い保留

2022年5月11日 05時05分 (5月11日 05時06分更新)
 岐阜県御嵩町が、町立図書館に寄贈された書籍の取り扱いを約一年間保留していた問題で、書籍の著者でフリージャーナリストの杉本裕明氏が、名誉を損なわれ精神的苦痛を被ったとして、同町に一万一千円の損害賠償を求めて岐阜地裁に提訴することが分かった。
 書籍は産廃問題に揺れた町とその後を記した「テロと産廃 御嵩町騒動の顛末(てんまつ)とその波紋」(花伝社)。
 訴状などによると、昨年三月、書籍は町立図書館に寄贈されたが、町は今年四月に蔵書登録するまで館内に保管し、他の図書館からの取り寄せにも応じなかった。
 杉本氏は、昨年三月の町議会で渡辺公夫町長が「あんなでたらめを置くわけにはいかん」と発言したことが、一年以上の保留につながったと指摘。不公正な取り扱いで社会的評価が低下させられたとしている。
 杉本氏は本紙の取材に「今回の取り扱いは違法だと明確にし、他の自治体でも首長の意見で書籍の扱いが変わることのないようにしたい」と話した。
 今年三月の町議会定例会で発覚。図書館は四月から貸し出しを始めている。

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