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【中日】ロドリゲス、中継ぎ転向の心境と手応え 「全ての試合が記憶に残っている」

2022年5月10日 07時30分

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今季から中継ぎに転向した中日・ロドリゲス

今季から中継ぎに転向した中日・ロドリゲス

◇インタビュー企画「キーマン直撃」
 チーム浮上の鍵を握る選手へのインタビュー企画「キーマン直撃」が今年も始まります。第1回は、来日3年目で今季先発から中継ぎに転向したジャリエル・ロドリゲス投手(25)。開幕から10戦連続無失点を記録するなど、ここまで15試合登板でリーグトップの10ホールドをマーク。新たな持ち場で活躍している右腕が、セットアッパーとしての心構えや日本での暮らしなどについて語った。(聞き手・土屋あいり)
 ◇  ◇  ◇
 ―開幕してから現在までを振り返って
 ロドリゲス「コロナ禍の中で1月中に来日できて、沖縄キャンプでしっかり体を動かせました。役割が先発から中継ぎに変わりましたが、今のところ順調にきています」
 ―背番号を今季から29に変更した
 「29はキューバで野球を始めてからずっと付けていた番号で、キューバのナショナルチームでも付けていました。昨年山井さん(現2軍投手コーチ)が引退されて、山井さんは29番で素晴らしい成績を残されていましたし、番号を引き継ぎたいと球団にお願いして快諾してもらいました。自分は29番でずっといい成績を残せています」
 ―セットアッパー転向。2軍で1イニング限定登板が用意され、その後に首脳陣から配置転換の意思確認があり、受け入れた。異なる環境で、連日マウンドに上がる心境は
 「先発をずっとやってきていたので、初めは慣れるまでプレッシャーを感じていました。たとえ一球でもミスをしたら負ける場面での登板。初球から全開でいかないといけません。すごくやりがいを感じていますし、今は徐々に慣れてきています」
 ―自信もついてきている
 「投げるにつれて少しずつ自信がついていますが、決して過信してはいけないです。必ずゼロに抑えて、勝った状態でバトンを渡せるようにと思って投げています。(ブルペンも)すごくいい雰囲気です。(抑えで同じキューバ出身の)ライデル(R・マルティネス)もいて、通訳のルイスもいつも一緒にいてくれるので、会話もたくさんできています」
 ―調整法の変化は
 「先発の時は長い回を投げるために持久力を付けるメニューをやっていましたが、今は1イニングを投げることを考えて、瞬発力とパワーを発揮する練習を心がけています。ドラゴンズのブルペン陣は素晴らしい。基本的にはライデルのトレーニングを参考にしています」
 ―今季は自己最速の159キロも計測した
 「真っすぐは自分の魂のボール。スピードを心がけて毎日練習していますし、感触はすごくいい感じです」
 ―印象に残っている試合は
 「全ての試合で『一本もヒットを打たれたくない』という気持ちでやっています。全ての試合が記憶に残っているぐらい、相手と戦うことができていると思います」
 ―来日3年目。日本での暮らしは
 「日本語は話せませんが、生活には慣れました。外出ができる時は繁華街の栄(名古屋市中区)に行ったり、ナガシマスパーランド(三重県桑名市)に行ったこともありました。これからも奥さんが行きたいというところに連れて行ってあげたいです。(食事は)外食はだいだい焼き肉。ラーメンも好き。試合日のケータリングでは毎日うどんを食べています。全部大好きです」
 ―最近のハマりは
 「(シューティングゲーム)『Call of Duty』をスマートフォンでやっていることですかね。気分転換になっているというか、本当にいつもやり込んでいる(笑)」
 ―キューバで野球を始めた時から大切にしていること
 「グラウンドに出たら神様に『今日も助けてくれ、守ってくれ』とお願いするのは、野球を始めたころからずっと変わらないです。自分を守ることがチームを守ることにつながります。毎試合出る度に『頼むぞ、力を与えてくれ』とお願いしてから相手に向き合うようにしています」
 ―ファンの皆さんにメッセージを
 「毎年毎年、上達したいという気持ちでいます。今は自分が8回、ライデルが後ろで投げて、チームの勝利を目標に全力を出しています。今年はプレーオフにいけるように頑張りますので、ファンの皆さん、これからも応援よろしくお願いします!」
落合ヘッド「中継ぎ構想、昨秋から」
 落合ヘッド兼投手コーチはどの時点で、ロドリゲスのセットアッパー構想を練っていたのか。「昨年の秋です」と明かす。
 落合ヘッドは就任決定と同時に、全投手のデータを洗い出した。「投球にムラがありました」。先発よりもショートイニング。中継ぎに適性があると感じたという。
 通訳や編成に意見を仰ぎ、ロドリゲス本人と会話した。キューバ時代に中継ぎとして登板していたこともあり、右腕は自然と受け入れた。
 8日の阪神戦(バンテリン)では同点の8回1イニングを投げて1失点。初黒星を喫した。登板15試合で1勝1敗10ホールド、防御率1・76。「疲労もあると思う。最初に感じていたマウンドに上がる怖さが、慣れになっている部分もあるかもしれない」。体調を管理し、メンタルを把握する。ベストの状態で送り出したい。

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