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ロシア軍、苦戦映す行進 対独戦勝記念日

2022年5月10日 05時05分 (5月10日 05時05分更新)
対ドイツ戦勝記念日の軍事パレードで、「赤の広場」を行進する兵士=9日、モスクワで(タス・共同)

対ドイツ戦勝記念日の軍事パレードで、「赤の広場」を行進する兵士=9日、モスクワで(タス・共同)

 モスクワで九日に行われた対ナチス・ドイツ戦勝記念日の軍事パレードは、ウクライナ侵攻におけるロシア軍の苦戦を反映し、例年と比べて規模が縮小された。プーチン大統領は「ナチズムとの戦い」を掲げ、長期戦を見据えるが、ロシア軍兵士の士気低下や兵器の消耗は深刻だ。米国はロシア軍の進軍が「停滞している」と分析している。
 (ワシントン・吉田通夫、ヨーロッパ総局)

◆縮小

 「広大な祖国の多くの地域から、ドンバスや戦闘地域からやってきた兵士や将校が、ここ赤の広場で肩を並べている」
 プーチン氏は式典での演説でそう語り、国民の愛国心をあおった。軍事パレードには、ウクライナの戦闘に投入された車両や兵士が登場。今回の侵攻を、第二次大戦でのナチス・ドイツとの戦いに重ねる思惑があったとみられる。
 だが、パレードに参加した軍人は昨年より千人少ない一万一千人で、「ユナルミヤ」と呼ばれる軍事学校の少年少女や軍事アカデミーの学生も含まれていた。軍用車両も百三十一台と戦勝七十五年の二年前の六割にとどまり、ロシア軍の苦しい台所事情が透けた。

◆停滞

 米国防総省の分析によると、ロシア軍はウクライナ東部ドンバス地域に部隊を集中させるた...

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