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斉藤さんが悲惨体験語る ウクライナ侵攻触れ、東区で集会

2022年5月10日 05時05分 (5月10日 05時07分更新)
幼少期の思い出を語る斉藤すみさん=浜松市東区の上大瀬公会堂で

幼少期の思い出を語る斉藤すみさん=浜松市東区の上大瀬公会堂で

 浜松市東区のシニアクラブ「大島町さわやかクラブ」の集会が九日、同区の上大瀬公会堂であった。会員最高齢の斉藤すみさん(91)が半生を語り、子ども時代の戦争体験とともに昨今のウクライナ情勢に触れ「戦争はもうやっちゃいかん」と訴えた。 (岸友里)
 同区下石田町の農家に生まれた斉藤さんは、中学二年生の時に学徒動員され、工場で働かされた。街に出ると、爆撃を受けた遺体が電線に引っ掛かっていたり、戸板に載せて運ばれていたりと悲惨な様子を目の当たりにしたという。現在、ロシアの侵攻を受けているウクライナに言及し「テレビを見ると戦争をやっている。もういいよと思った」と話した。
 「じっとしているのが嫌」という斉藤さんは、家事や庭木の枝切りも積極的にこなすという。編み物や裁縫が得意で、買い物袋を手作りしてクラブの会員にプレゼントすることも。お酒もたしなむといい、「焼酎をとても薄ーくして飲んでいる。まだ長生きしたい。いくつまで生きるか自分じゃ分からんけど」とちゃめっ気たっぷりに話した。
 クラブには六十五歳以上の市民二十六人が所属し、月三回集まっている。本年度のテーマは「人生百年時代を心豊かに楽しく生きる」で、斉藤さんの講演はその一環。この日は、二十一人が参加し、体操や輪投げも楽しんだ。ウクライナへの募金も呼び掛け、後日、支援団体を通じて同国に寄付する。

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