本文へ移動

理想のキャンプ用火ばさみを開発 湖西市の寺脇さん

2022年5月8日 05時05分 (5月9日 09時38分更新)
特製の火ばさみを紹介する寺脇精二さん=湖西市大知波で

特製の火ばさみを紹介する寺脇精二さん=湖西市大知波で

 自動車部品の溶接加工を手掛ける寺脇精工(湖西市大知波)代表、寺脇精二さん(72)が、趣味のアウトドア経験を生かし、使いやすさと見た目の美しさを追求したキャンプ用の火ばさみ「ファイヤートング」を開発した。三十日まで、クラウドファンディング(CF)サイト「Makuake(マクアケ)」で販売予約を受け付けている。 (鈴木太郎)
 X字形の本体は鉄製で、長さ四十七センチ、重さ三百六十グラム。取っ手にはあぶった木材を使い、ぬくもりのある質感に仕上げた。取っ手の革ひもを外すと、ばねで開いた状態を維持。軽く握る力だけで開け閉めできる。U字形の既製品と異なり、物をつかんだ際にねじれて落ちないよう細工がなされており、先端部で細かな炭をつまんだり、ねじ留め部に近い膨らんだ部分で太いまきなどをつかんだりするのに適している。
 自動車部品を生産する町工場を始めて三十九年になる寺脇さんは、高校生の頃からキャンプが趣味。自然体験学習などを手掛ける地元の団体で三十年間活動する。昨今のアウトドアブームで多種多様なたき火台が人気を集める中、一生ものとして使いたいと思える火ばさみが少ないと感じていた。趣味の友人の声も反映させつつ、自前の設備で試作を重ねた。
 約二年の開発期間を経て四月にCFサイトを公開したところ、わずか一日で十万円の目標金額を達成。北海道から九州まで注文が広がり、寺脇さんは「まさかここまで売れるとは」と驚いている。CF期間後は本格的なインターネット販売を始める予定で「買った人に長く使い続けてもらえるよう、丹精込めて作りたい」と話す。
 CF期間中の定価は、税込み、送料込みで七千八百円。期間終了後、八月までに順次発送する。右利き用と左利き用が選べ、五センチ以内の範囲で、無料で長さの調整もできる。千円を追加すると、市内の別の自動車部品メーカーのレーザー加工技術で、自分の名前などを金属部に刻印できる。CFサイトは「ファイヤートング 寺脇精工」で検索する。

関連キーワード

おすすめ情報