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慈善の歌と演奏、ウクライナに 5月8日、知立でチャリティーコンサート

2022年5月7日 05時05分 (5月7日 14時13分更新)
本番に向けて練習する(右から)林さん、田舎片さん、金原さん=刈谷市の愛知教育大で

本番に向けて練習する(右から)林さん、田舎片さん、金原さん=刈谷市の愛知教育大で

 ロシアの軍事侵攻を受けたウクライナの子どもたちを支援しようと、県内の声楽家とピアニストが八日午後二時から、知立市内でチャリティーコンサートを開く。入場無料で、寄付を募る。出演者は「平和を願う心を歌と演奏に乗せたい」と準備を進める。
 愛知教育大(刈谷市)で声楽と音楽教育を指導する林剛一(こういち)教授(61)=バリトン=が中心になり企画。一九九五年からのローマ留学時に師事した声楽家ジュゼッペ・タッデイさん=故人=の親族の女性がウクライナ人で、今も交流が続いており「ひとごとと思えず、自分に何かできることはないかと考えた」という。
 同僚や教え子らに出演を依頼したところ、声楽家五人、伴奏を務めるピアニスト三人が快諾した。ソプラノで愛教大准教授の金原(きんばら)聡子さん(46)は「同時代を生きているとは思えない境遇の子たちの救いに少しでもなりたい」、ピアニストで愛教大助教の田舎片(いなかがた)麻未さん(30)は「心を込め演奏することが、自分のできる最大のことだと思った」と参加の理由を語る。
 出演は無報酬。会場の知立リリオ・コンサートホールも、ホールやピアノなどの利用料を無償にし、ピアノの調律も業者が無償で応じることになった。
 二部構成で、一部は山田耕筰作曲の「からたちの花」「母の声」、リヒャルト・シュトラウスの「星」といった日欧の歌曲を披露。二部はモーツァルトの「フィガロの結婚」やドニゼッティの「愛の妙薬」などのオペラからアリア(独唱)を中心に届ける。
 林さんは「各出演者の得意な曲が中心となっており、純粋に音楽を楽しんでほしい。コンサートを契機に、県内の音楽家たちによる支援の輪が一層広がっていけばうれしい」と話した。
 当日は定員二百八十四人で先着順。義援金箱を置き、集まった善意は、日本ユニセフ協会を通じ全額寄付する。
 (神谷慶)

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