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奈良の女性90歳で始めた新聞ちぎり絵 春日井で展示

2022年5月4日 05時05分 (5月4日 17時55分更新)
 奈良県在住の木村セツさん(93)が九十歳から始めた新聞ちぎり絵の原画展(中日新聞社後援)が、春日井市役所隣の文化フォーラム春日井で二十二日まで開かれている。食べ物や花などを巧みに表現した約百三十点が並び、連日開場待ちの列ができるほど好評という。 (加賀大介)
 木村さんは二〇一八年に夫を亡くし、長女の勧めで翌年の元日、新聞ちぎり絵を始めた。孫がSNS(交流サイト)で作品を紹介したところ話題となり、これまでに二冊の作品集を出版。今回は初の大規模個展として全国のギャラリーや書店で開催され、県内では春日井市だけとなる。
 会場には初期から最近までの作品を展示。食べることが大好きといい、卵かけご飯や中華そばなどが新聞が材料とは思えないほどリアルに描かれている。一部には作品集掲載の木村さんのコメントも添えられ、ハンバーガーでは「お肉好きやからお店で食べましてん」とつづっている。
 三日に稲沢市から訪れた小学校教員、中谷信子さんは「和紙などのちぎり絵とはまた違った魅力がある。身近な材料だから、お年寄りが家で手軽に取り組めるし、学校でも低学年の子が新聞に親しむ機会にできそう」と話した。
 会場には来場者が感想を記すノートが置かれ、「とてもおいしそうでした」「いくつになってもチャレンジする姿を見習いたい」などと書かれていた。
 午前十時〜午後五時(最終入場午後四時半)、月曜休館。一般三百円、高校生以下と障害のある人・介護者は無料。作品集なども販売している。(問)主催のかすがい市民文化財団=0568(85)6868

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