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3年ぶり亀崎潮干祭 半田、伝統と感染対策を両立

2022年5月4日 05時05分 (5月4日 20時10分更新)

3年ぶりの開催となった亀崎潮干祭で、曳きそろえられる山車=半田市で

 知多半島の春の山車祭りを締めくくる国重要無形民俗文化財「亀崎潮干祭(しおひまつり)」が三年ぶりに、半田市亀崎地区で三日に始まった。四日まで。地域の文化の継承と、いまだ収束しない新型コロナウイルス対策の両立に苦慮しながら、規模を縮小しての開催となった。
 「よいさぁ、よいさぁ」と元気のよい男衆の掛け声とともに、緻密な彫刻や豪華な刺しゅうに彩られた山車が地区内各組の蔵から神社の前に引かれてきた。三年ぶりに全五両がそろうと、集まった祭り関係者たちから拍手が湧いた。
 ここ二年は祭りを中止していたが、今年は伝統継承のため、山車を各蔵から神社前まで引き、からくり人形の技芸を奉納するだけにとどめた。感染対策の観点から、五両を砂浜の波打ち際に並べる一番の見せ所「海浜曳(ひ)き下ろし」は中止するなどして、観覧を控えるよう呼び掛けている。
 通り掛かった近所の男性(74)は「この祭りが見たくて二年前、半田に引っ越してきた。開催まで苦労もあっただろうが、こうして伝統がつなげてよかった」と感慨深げに見つめていた。
 亀崎潮干祭は、二〇一六年十二月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つとして登録された。
 (三宅駿平)

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