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コロナ感染で中日小笠原は「だいぶへこんでいた」隔離中も毎日トレーニング…今季初勝利に「感情出た」

2022年5月4日 06時00分

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1回裏2死、佐野を空振り三振に仕留め、ほえる小笠原

1回裏2死、佐野を空振り三振に仕留め、ほえる小笠原

  • 1回裏2死、佐野を空振り三振に仕留め、ほえる小笠原
  • 自ら通販で購入したボールが跳ね返ってくるタイプのネット=本人提供
  • 球団から提供された組み立て式ネット=本人提供
◇3日 DeNA3-7中日(横浜)
 中日の小笠原慎之介投手(24)が負のサイクルを断ち切った。3日、今季これまで3戦全敗だったDeNA戦(横浜スタジアム)に先発し、5イニング2/3を被安打5の3失点。打線の援護もあり、今季初勝利を挙げた。3月末に新型コロナウイルス陽性判定を受け、約1カ月ぶりの1軍マウンドとなったが試合をつくり、5連敗中だったカード初戦で7―3とチームを白星に導く“水先案内人”となった。
   ◇    ◇
 抑えて雄たけびを上げたかと思えば、打たれて顔をしかめる。投げられる喜びをかみしめるように、小笠原はマウンドで喜怒哀楽をあらわにした。先発して5イニング2/3を5安打3失点。納得の出来ではなかったが、新型コロナウイルスからの復帰登板を今季初勝利で飾った。
 「(1カ月ぶりでも)いつもと同じような緊張感で投げられました。感情は出さないようにしていたんですけど、出るときは出るもんですね」
 立ち上がりは12球で三者凡退。それでも2回に先頭打者への四球から2点を先制された。2点リードの6回は2死二塁から大和に適時打を打たれて1点差に迫られると、ここで立浪監督がマウンドに。「6回はおまえに任せたぞ」。しかし直後の嶺井に四球を与え降板。イニングを投げ終えることはできず、悔しさが残った。
 「ファーストストライクが全然取れなくて苦しい投球になってしまった。球速が全てじゃないということですね」。この日の最速は150キロ。それでも対戦した25打者のうち半数以上の13打者で初球がボール。ばらつきに何度も首をかしげる姿が本調子ではないことを物語った。
 昨季は初の規定投球回に達し、今季は本拠地開幕戦を任された。大きな期待を背負っていたが、3月末に新型コロナウイルス陽性判定。思わぬ形で戦線を離脱した。それでも自宅隔離期間は「毎日家でボールを投げていました」。投げたボールが跳ね返ってくるタイプのネットを通販で購入。さらに球団からは組み立て式ネットを提供された。手厚いサポートに最大限の努力を続けてきた。
 陽性判定を受けた直後には大野雄に自ら電話もした。「申し訳ない気持ちで、すみませんでしたと」。電話を受けたエースにも落ち込み具合は伝わってきた。「だいぶへこんでいましたね。ただあいつなら必ず取り返すでしょうし、特別なことは何も言わなかったです」。自主トレを共にする先輩の思いに結果で応えた。

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