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全米プロの会場にウッズがサプライズ登場「まるでビートルズが来たような大騒ぎ」に【武川玲子コラム】

2022年5月4日 06時00分

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タイガー・ウッズ

タイガー・ウッズ

 先週、1機の飛行機が米オクラホマ州タルサの空港に降り立つと街は大騒ぎになった。飛行機はタイガー・ウッズ(米国)の所有するプライベートジェット。タルサは5月19日に開幕する今季メジャー2戦目、全米プロ選手権の会場となるサザンヒルズCCがある場所だ。
 昨年2月、交通事故で右脚を大けがしたウッズは4月のマスターズ・トーナメントで奇跡の復帰を果たした。見事に予選通過し、大きなインパクトを残した。次戦に話が及ぶと、セントアンドルーズで7月に開催される全英オープンは「大好きな場所。必ず出る」と明言。ただ、それまでに行われる全米プロ選手権、6月の全米オープンは「体と相談」と語った。
 そのウッズが4月28日、サザンヒルズCCで練習ラウンドを行った。レギュラーキャディーを帯同せず、同コースのヘッドプロ、キャリー・コズビーさんがバッグを担いだ。スタート前に練習場でボールを打ち始めると、クラブにいたゴルファーはスターの存在に気づき次々に集まりだした。
 「18番を終えるころには、まるでビートルズがここに来たような大騒ぎだった」
 そう表現したコズビーさんがこの日の狂騒のさまを振り返った。「クラブハウス前には20人くらいいて、みなタイガーを見ていた。2番ティーに到着するころにはヘリコプターが飛び、6番ティーでは道を隔てた先にテレビカメラが待っていた」。ファンも集まり、スマートフォンを片手に写真を撮り、「Tiger we love you」と大声援が送られたという。
 気になるプレーぶりは「全てのショットがスムーズ。距離も出ていたし、ほぼ狙ったところに打っていた。ラウンドの終盤は少し脚が痛そうだったが、気にする様子はなかった」と太鼓判を押す。ウッズは2007年に同コースで開催された全米プロを制したが、コースは19年に改造されている。今回はしっかりと下見ができたようだ。全英とは別にメジャー16勝目の準備を粛々と始めている。(全米ゴルフ記者協会会員)

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