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映画界がハラスメント撲滅宣言 被害次々、悪習決別へ

2022年5月4日 05時05分 (5月4日 05時05分更新)
映画監督、俳優、プロデューサーによるハラスメントがあったと報じる「週刊文春」

映画監督、俳優、プロデューサーによるハラスメントがあったと報じる「週刊文春」

  • 映画監督、俳優、プロデューサーによるハラスメントがあったと報じる「週刊文春」
  • 大阪市中央公会堂の前で性暴力撲滅を訴える「フラワーデモ」の参加者=4月11日夜、大阪市北区で
  • 映画監督有志がインターネットで公表したハラスメント防止のための提言書
 日本の映画界で相次いで浮上しているハラスメント問題。つらいセクハラやパワハラの体験を打ち明ける被害者は増え、監督ら一部のスタッフに権限が集中する弊害が指摘されている。「映画離れ」を心配する声もあるが、映画業界や出版界からは、長年の悪習と決別する機会として新たな動きが起きている。
 一連の問題は、「週刊文春」が三月、榊英雄監督が複数の女性俳優に性行為を強要したと報じたことに端を発した。四月には、国際的に有名な園子温監督が作品への出演を条件に、複数の女性俳優に性的関係を迫ったと「週刊女性」が報じた。両監督は謝罪した上で、一部を否定している。
 これらの報道を受け、交流サイト(SNS)などでは、二人とは別の監督らの製作現場でも問題が起きていた、との訴えが相次ぐ。ある映画製作スタッフは「映画監督が未成年の少女に無理やり酒を飲ませ、ホテルに連れ込んだ」と指摘。別の監督を巡り「監督の事務所があるマンションに呼ばれ、服を脱ぐよう言われた」と被害を訴えた女性俳優もいる。

権限が集中

 パワハラ問題も深刻だ。
 「ある作品の評価を聞かれて答えたら、『分かってない』と突然激高し、皆の前で顔を殴られた」。東京都在住...

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