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【がんがつなぐ足し算の縁】 笠井信輔(9)「病室にネット環境を」

2022年5月3日 05時05分 (5月16日 14時22分更新)

面会制限の孤独 癒やす手段だから

 「それ、声に出していいんですね」。一年半前、私たちが作った団体「#病室WiFi協議会」の公式ホームページに全国の入院患者さんから寄せられたコメントです。それ…とは「病室にWi−Fiを!」と世の中に訴えること。
 私ががんで入院したのは二〇一九年暮れ。最初の一カ月は、多くの友人・知人が病室に見舞いに来てくれて大きな力づけになりました。しかし、残りの三カ月半は誰も見舞いに来てくれませんでした。「新型コロナウイルス」の蔓延(まんえん)です。

入院中は、インターネット環境が孤独を救ってくれた

 あれから二年たちますが、全国の病院で面会制限が続いています。その孤独、寂しさ、困難は、体験した入院患者と家族しか分かりません。
 そんな私を救ってくれたのは、インターネットでした。スマホで、パソコンで病室の外の人たちとつながる。顔を見ながら複数の人と話ができるオンライン面会は本当に救いでした。しかし、私のお世話になった大きな病院は病室でWi−Fiが使えず、私は自分のスマホのギガを使って毎月八千円から一万円の追加料金を支払っていました。
 でもよく考えれば、公園でも、駅でも、コンビニでも、喫茶店でも無料のWi−Fiが使える時代で...

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