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小中生が企画「電子工作教室」 浜松の音楽教室生

2022年5月1日 05時05分 (5月10日 12時15分更新)
電子工作を体験する児童=浜松市北区の音楽教室ミューレで

電子工作を体験する児童=浜松市北区の音楽教室ミューレで

  • 電子工作を体験する児童=浜松市北区の音楽教室ミューレで
  • 子どもたちが製作した音が鳴る電子工作
 音楽教室ミューレ(浜松市北区)に通う小中学生八人が三十日、音が鳴る電子工作の小学生向けワークショップ(体験型講座)を同教室で開いた。無料で開催しようと、子どもたち自らクラウドファンディング(CF)で資金を調達。十八人の参加者に、ものづくりの楽しさを伝えた。 (小佐野慧太)
 ミューレは未就学児や小中高生にリトミックを教えているほか、子どもたちの好きなことができる集いの場「ミューレラボ」を設けている。電子楽器メーカーに勤めていた講師の坪井佳織さん(51)が基板に電子部品を取り付ける工作を紹介すると、ラボの子どもたちの間にブームが到来。発光ダイオード(LED)を光らせるのに始まり、スピーカーから音を出したり、つまみで音の高さを変えられるようにしたりと、みるみる技術を伸ばしていった。
 毎日のように試作品を見せに来る子どもたちに、坪井さんは「CFを使ってワークショップを企画してみたら?」と提案。子どもたち自らPRの文章や動画を作り、四月中旬にCFサイトで資金調達を始め、三日間で目標額の十万円を達成した。
 この日は中学一年渥美千尋さん(12)と小学六年川口煌太(こうた)君(11)が作り方を手ほどき。「電気が通っているか確かめるために、赤く光るLEDを付けます」「トランジスタは付け方を間違えるとすごく熱くなるから気を付けて」と、部品の役割や注意点を丁寧に伝えた。最後に電池をつなげると、蚊の羽音のような音が鳴り、参加者はつまみをひねって音の変化を楽しんだ。
 ワークショップの終了後、渥美さんは「人に教えるのは想像以上に難しかったけれど、今は達成感でいっぱい」と笑顔を見せた。
 ワークショップを企画・運営した八人のうち三人が不登校の子だという。坪井さんは「ワークショップを通して子どもたちの成長を実感した。これからも、学校とは別の形で学びの場を作っていければ」と話していた。

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