本文へ移動

犬山特産ジェラート、果物や茶8種類 5月からネット販売

2022年4月29日 05時05分 (4月29日 18時43分更新)
5月1日から販売を始める「犬山ジェラート 極み」=市提供

5月1日から販売を始める「犬山ジェラート 極み」=市提供

  • 5月1日から販売を始める「犬山ジェラート 極み」=市提供
 犬山市内の若手農家七人が地元産の果物や茶葉などを使った「犬山ジェラート 極み」を、五月から専用ウェブサイトで販売する。ミカン、モモ、ブドウ、ほうじ茶、抹茶、焼き芋、甘酒、みその八つの味を楽しめる。スイーツに道を求めた背景には「農業への危機感」があるという。 (水越直哉)
 「農作物を作ってそのまま売るだけでは十分な利益が出ない。付加価値を生み新しいことができないかと考えた」。市中心部でカフェを経営する松本悠司さん(41)が、ジェラート作りに乗り出した一年前を振り返る。仕入れ先の後継者不在を理由に自らミカン栽培を始めたが、農業経営の厳しさを感じていたという。
 既に茶を使ったジェラートを販売していた日比野製茶の日比野陽平さん(32)に、ミカンで同じことができないかと相談。その動きを知った市役所産業課の石黒貴之さん(46)が「若手農家が一緒になって同じことをやったら面白いのでは」と提案し、三十二〜五十歳の七人が集まった。
 羽黒地区のモモ農家溝口明英さん(50)もその一人。「最近は手が汚れるからと、消費者が『果物離れ』している。でもアイスクリームなら食べやすい。そこからモモも食べてもらえるようになったらと思って」
 それぞれが大切に育てた果物、こだわりの製法で仕上げた加工品を、岐阜県の業者にジェラートにしてもらった。添加物はできる限り使わず、素材の味そのものを楽しめるようにした。
 自分たちの農産品を販売するウェブサイト「犬山ファーマーズマーケット彩り」を五月一日に立ち上げ、ジェラートも販売する。八個入り税込み四千三百円(送料別)、限定三百セット。
 少量生産のため利益度外視でも価格は高めだが、味には自信がある。松本さんは「これはあくまで始まり。まずは味わって、地元の農作物や加工品の魅力を知ってもらえれば」と、持続可能な農業につながることを期待している。

関連キーワード

おすすめ情報