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元中日コーチで昇竜館館長の松岡功祐さん 79歳の夢は甲子園「やっぱり野球が好き」

2022年4月28日 06時00分

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佼成学園高校のコーチに就任した元中日コーチの松岡功祐さん

佼成学園高校のコーチに就任した元中日コーチの松岡功祐さん

79歳の夢は甲子園―。プロ野球の大洋(現DeNA)で選手、コーチとして活躍し、中日にも2015年からコーチ、選手寮「昇竜館」の館長として5年間在籍した松岡功祐さん(79)が、過去3度の甲子園出場経験がある佼成学園高(東京都杉並区)のコーチに昨年12月に就任。60歳以上離れた選手相手に熱血指導している。75歳だった18年には球界最年長コーチと言われた松岡さんの野球人生はまだ続いている。
 張りのある声に、軽快な動き。力強いノックを打てば、トスも上げる。「やっぱり野球が好き。そうじゃないとできないよ。あと健康を買っているんだよ」。そう笑う松岡さんは若々しく、精力的に動いていた。
 元プロ野球選手。スカウトやコーチも歴任した。2019年を最後に、プロ野球界を離れたが、野球とはつながっていた。すぐに学生野球資格を回復。21年は独立リーグ・火の国サラマンダーズのコーチを務めた。任期満了で退団すると、佼成学園から声がかかった。
 引き受けたからには全精力を注ぐ。自宅のある横浜市から通うのではなく、グラウンドの最寄り駅から一駅離れた場所にあるアパートを借りた。体力維持のため電動付きではない普通の自転車で通い、部屋には4キロ、8キロ、10キロのダンベルを置きトレーニングしている。7時間の睡眠と、入念なストレッチも健康維持の秘訣(ひけつ)だ。
 「中日の5年間もそうだし、明治(大学)も独立リーグも全てがいい勉強になっている」。プロだけでない豊富な指導歴は、高校球児相手にも生きている。実際、体のキレを増すため、ボクシンググローブを用意し、シャドーボクシングを練習に取り入れるなどした。
 自動車免許更新のための高齢者講習では、その時間の長さに参ったという。来年には傘寿を迎えるから、それも致し方ないところか。「(藤田直毅)監督は甲子園に行ってないんだよ。今年60歳だからあと5年ある。なんとか一度は味わわせたい」。佼成学園高は春2度、夏1度の甲子園出場経験があるが、1974年夏を最後に遠ざかっている。選手、監督のために聖地を目指す。79歳の目は輝いている。
▼松岡功祐(まつおか・こうすけ) 1943年2月9日生まれ、熊本市出身の79歳。右投げ右打ち。九州学院高から明大をへて、1966年第1次ドラフト1位で大洋に入団。77年に引退するまで通算800試合に出場し、358安打、3本塁打、77打点。引退後は大洋でスカウト、コーチを歴任し、明大コーチなどへて、2015年から中日の2軍野手育成コーチ兼昇竜館館長(19年は館長のみ)を務め、19年限りで退団。昨年は独立リーグの火の国サラマンダーズ(熊本)でコーチを務めていた。

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