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自慢の望遠鏡、8年ぶりよみがえる 設楽「つぐ高原」キャンプ場

2022年4月27日 05時05分 (4月27日 16時35分更新)
修理された望遠鏡で天体観測を行う後藤さん(右)と平野さん=設楽町津具のつぐ高原グリーンパークで

修理された望遠鏡で天体観測を行う後藤さん(右)と平野さん=設楽町津具のつぐ高原グリーンパークで

 設楽町津具のキャンプ場「つぐ高原グリーンパーク」の天文台にある望遠鏡が八年ぶりに修復され、二十三日に関係者向けの内覧会でお披露目された。星空を観測しながら、細かい補正作業を続け、五月末の本格稼働を目指す。 (山谷柾裕)
 天文台は、全国の自治体に一億円ずつ配られた「ふるさと創生事業」を活用し、旧津具村が一九八九年に整備した。直径五メートルのドーム内にある望遠鏡は口径二十五センチで、有名な職人が手で磨いて仕上げた精緻な凹面鏡が自慢だったが、二〇一四年に星の動きを自動で追尾する機器が故障。天文台が閉鎖された時期もあったほか、天文愛好家グループ「奥三河☆星空の魅力を伝える会」の有志らが自力で修理し、大人二人で抱えるように回して観測していた。
 アウトドアブームを受け、天文台を管理する設楽町公共施設管理協会が修理費百五十万円を捻出。昨年十二月に望遠鏡を運び出し、一宮市の望遠鏡メーカー「中央光学」で修理した。自動で星を捉えるようになったほか、凹面鏡のアルミメッキを塗り直した。
 一八年から天文台につながる車道が崩れたままになっていたが、望遠鏡の修復に合わせ、通行できるようになった。内覧会は厚い雲に阻まれながらも、辛うじて一等星の一つを捉え、訪れていた約三十人から歓声が上がった。大型連休中にも宿泊者限定で観測会を開くほか、五月末には天体観測をメインにした宿泊プランを用意し、キャンプ場の目玉とする予定だ。
 観測会も運営する星空の魅力を伝える会のメンバーから、豊橋技術科学大職員の平野宗弘さん(59)が天文台の館長に委嘱。平野さんは「夢がかなった」と話し、町公共施設管理協会職員で、伝える会代表の後藤修一さん(46)も「望遠鏡をよみがえらせることができて感無量」と喜んでいた。

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