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奈紗のVに燃える渋野と古江彩佳 米女子ツアーを席巻する日本勢に期待いっぱい【武川玲子コラム】

2022年4月26日 17時33分

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米ツアー通算6勝目を挙げた畑岡奈紗(AP)

米ツアー通算6勝目を挙げた畑岡奈紗(AP)

◇コラム「ゴルフ米ツアー見聞録」
 畑岡奈紗(アビームコンサルティング)がDIOインプラントLAオープン(米カリフォルニア州)で2位に5打差をつける圧勝で米ツアー通算6勝目を飾った。過去5勝と何度も勝利を重ねる23歳が、リードを広げた3日目から緊張して引き締まった表情が印象的だった。「ドキドキして手も震える。でもそれは上位で戦っている証拠。それに打ち勝たないといけない」。見事にプレッシャーに耐え、後続に付け入る隙を全く与えなかった。
 今季は納得のショットが打てず、好発進しながらも「4日間好プレーが続かない」とトップ10に一度も入れない悩ましい日々を送っていた。直前のロッテ選手権は今季初の予選落ちを喫した。悔しさを胸に週末は黙々とボールを打ち続け、復調のきっかけをつかもうと必死だった。
 「スピースと比べちゃいけいないけど(笑)、ゴルフは1週間でビッグチェンジがある」。男子の元世界ランキング1位、ジョーダン・スピース(米国)が得意のマスターズで予選落ちした翌週のRBCヘリテージで優勝したことが畑岡の奮起を促した。ロッテ選手権は渋野日向子(サントリー)が優勝争いの末に2位となった。強風の中での戦いぶりは他の日本勢にも好影響を与えたに違いない。
 その渋野が今度は畑岡の優勝を見て「刺激になりすぎるし、自分も負けないように(と思うように)なって。全然レベル違うけど」と笑いながら胸中を明かした。渋野と同じルーキーの古江彩佳(富士通)は「うまいところを見たい」と優勝争いを演じる畑岡のプレーを後半からは歩いて観戦した。表彰式で英語のスピーチをする姿もグリーン脇でじっと見つめていた。自分が優勝したときを想像していたのかもしれない。
 毎週活躍する日本勢。今週28日に開幕するパロスバーデス選手権(米カリフォルニア州)にも期待しよう。
(全米ゴルフ記者協会会員)
(写真はAP)
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