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小田内科(岐阜県羽島市) 院長 小田和正さん(39) 生き切る手助けしたい

2022年4月26日 05時05分 (4月26日 14時57分更新)

新築したクリニックで「地域を支えたい」と話す小田さん


 両親がつけてくれた名が「和正」で、思いがけず有名アーティストと同姓同名に。その話題になると、彼の「ダイジョウブ」(二〇〇七年)という歌が好きだと話す。大切な人に笑顔になってほしいと願うバラード。小田内科(岐阜県羽島市)の先代院長、父政行さんも患者の心を癒やし、笑顔にすることを心掛けていた。
 八年前、政行さんが突然亡くなって院長を継ぐことに。自身の専門は救急医療だ。慢性の病気などを診た経験が少なかったため「地域の専門医の情報などを求め、いろんな先生に相談しました」。医師の兄や姉も力になってくれた。模索する中、モットーに掲げたのは「三つの納得」という父の言葉。「患者、医者、家族の納得・同意が信頼関係の土台」という意味だ。
 関西医科大を卒業後、京都第二赤十字病院の救命救急センターへ。老衰による心肺停止で運ばれてくる高齢者を診るたび「こんな最期を望んでいただろうか」と葛藤を覚えた。在宅ケアに関心を抱いたのは院長になってから。その分野で広く知られる地元の医師の下で学んだ。自宅でみとることができた家族の満足そうな姿が印象に残った。
 今は訪問看護師、薬剤師らとチームを組み、自宅や施設で療養する四十...

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