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「角の生えた馬」たった! 珠洲 伝説伝わる春日神社に像

2022年4月25日 05時05分 (4月25日 10時41分更新)
竣工祭の後に馬像を眺める竹中健也さん(左)ら参列者たち=珠洲市馬緤町で

竣工祭の後に馬像を眺める竹中健也さん(左)ら参列者たち=珠洲市馬緤町で

 珠洲市馬緤町(まつなぎまち)の春日神社に、周辺に伝説が残る「角の生えた馬」の像が完成した。二十四日に竣工(しゅんこう)祭があり、私財を投じて像を建てた「ストローク乗馬クラブはなむけ」(同市唐笠町)代表の竹中健也さん(46)ら十一人が完成を祝った。
 朝廷に馬を献上する御牧(みまき)(牧場)があったとされる珠洲には、馬に関する話が数多く伝わる。竹中さんは十年ほど前からさまざまな伝承を調べる中で、源平合戦に敗れた後、馬緤町のあたりに流罪となった平時忠(ときただ)の配下の武士が乗っていたという、角の生えた馬の伝説を知った。伝説によると、その武士が病気になった際に角を煎じて飲んだところ、病が癒えたという。
 春日神社には室町時代の騎馬神像が伝わっており、馬とゆかりがある場所として建立を決定。昨冬から準備を始め、市内の石材会社に制作を依頼した。金沢市の乗馬愛好家などからも寄付を受け、今月二十日に完成した。竣工祭には竹中さんに加え、その「角」が今も伝わる地元の旧家の人々や神社の氏子も参列し、除幕した後玉串をささげた。
 竹中さんは「いろいろな皆さんの思いがこもった石像になった。この像で伝説をつないでいきたい」と語った。今後年に数回、春日神社も含め珠洲市内の馬にまつわる名所を巡る見学会を開くことも計画しているという。(上井啓太郎)

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