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武井壮の助言で克服『最終組イップス』悲願のツアー初優勝は完全Vの高橋彩華【フジサンケイレディス】

2022年4月24日 19時54分

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高橋彩華

高橋彩華

◇24日 女子ゴルフ フジサンケイレディスクラシック最終日(静岡県伊東市・川奈ホテルGC富士C)
 初日から首位を走った高橋彩華(23)=東芝=が連続ボギーの出だしから69で回り、通算12アンダーで悲願のツアー初優勝を飾った。2打差の10アンダー2位に藤田さいき(36)=チェリーゴルフ、7アンダー3位に安田祐香(21)=NEC=ら3人が入った。木下彩(23)=長府製作所=は植竹希望(23)=サーフビバレッジ=らと並ぶ6アンダー6位、稲見萌寧(22)=楽天=は5アンダー10位だった。
 雨の中での勝利。しかしそれは高橋が曲がりくねったトンネルから、日差しの降り注ぐ大地に踏み出した初優勝だった。
「本当にうれしいです。ずっと勝てなくて苦しくて、やっとと思ったらあふれてきました」と、ウイニングボールを拾い上げた瞬間から熱い涙が高橋の頬を伝った。
 前途洋々だったアマチュア時代から、パッティング崩壊、ドライバーショットイップスを経て「お先真っ暗の状態で」プロテスト合格。そして自身で「最終組イップス」とまで言ったV争いでの連敗…。高橋は前日「出ないおばけを怖がってしまう自分だった」と振り返っていた。「今日も1、2番が連続ボギー。あそこではおばけ、いっぱい出て来てました」と苦笑交じりに振り返った。
 ただ、10度目の最終組ではここからが違った。3番、残り150ヤード、6番アイアンでのセカンドショットを「自分に『逃げんじゃねえ!』と言い聞かせながら打った」。ピンそば1メートルにつけ、バーディー奪取。続く4番でも90ヤード、50度のウェッジショットを50センチに。またしても足を踏み入れそうになっていた“おばけ屋敷”から抜け出した。
 後半3バーディーを奪って首位の座を奪い返すと、最後は2打差の完全Vだった。初優勝への道しるべとなったのは「プレッシャーで体が動かなくなっても無理にでも動かせるよう、バックスイングを背中で上げるイメージにした」ことと「武井壮さんに“勝てなくてもその位置にいるだけでメンタルは強いじゃん と言われて、自分は弱いわけじゃないと思えるようになった」こと。もう迷わない。今季はツアー女王を狙うと高らかに宣言した。
▼高橋彩華(たかはし・さやか) 1998年7月24日生まれの23歳。新潟市出身。162センチ、55キロ。10歳からゴルフを始め、2011、13、15年新潟県ジュニア、16年トゥルービジョン国際ジュニアなどを制覇。16年日本女子アマでは畑岡奈紗に3打差をつけて優勝。開志国際高卒業後、18年プロテスト受験2度目で渋野日向子、原英莉花らとともに合格。昨シーズンは未勝利。

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