本塁スライディングの基本は?
2022年4月23日 05時05分
【質問】高校生の指導をしています。ホーム突入のスライディングは次の4つのうち、何を基本にすればいいですか。(1)普通に足から滑る(2)横に滑って手でベースをタッチする(3)ヘッドスライディング(4)フックスライディング。 (東京都 Nさん)
【答え】数年前までは本塁へのスライディングは、捕手のブロックとの戦いでとても危険を伴うプレーでした。完全にアウトのタイミングでも走者が捕手の落球を誘うためにぶつかったりもしていました。今では、危険な体当たりも、ブロックも禁止ですから、野手からの送球や捕手の動きに合わせていろいろなスライディングを選択しましょう。質問にあるスライディングを順に説明します。
一瞬を争うベース上のプレーや一塁側に送球がそれたときは真っすぐに滑る(1)のストレートスライディングがいいでしょう。エンゼルスの大谷選手が盗塁や二塁打のときするスライディングを見たことがあると思いますが、スピードを落とさないでベースに真っすぐに滑るあのスライディングです。(2)は走者の方に送球がそれたときやベースの前で捕手が捕球した時に使います。タッチを避けるために遠くに滑って伸ばした手でベースをタッチします。
(3)のヘッドスライディングは本塁上ではやめましょう。危険なブロックはないとはいえ、捕手との衝突による指のけがなどのリスクが大きいからです。各塁でのけん制球で帰塁するときはヘッドスライディングを使います。腹で一直線に滑って片手でベースタッチします。(4)のフックスライディングは、(2)と同じく捕手のタッチを避けるためのもので、スパイクのつま先でベースの角を払うように滑ります。 (慶大野球部元監督)
【水、土曜日連載】
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