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10年間で20施設廃止方針 大野市、管理計画を改定

2022年4月20日 05時05分 (4月20日 12時14分更新)
 大野市は本年度から十年間の公共施設の方向性を定めた「市公共施設等総合管理計画−市公共施設再編計画編」を改定した。十年間で二十施設を譲渡または除却(解体)で廃止するとの方針を掲げる一方、公共施設として存続させる余地も残した。年間の施設維持管理費は一億円削減できるよう目指す。改定は三月二十八日付。 (山内道朗)
 譲渡による廃止は、九頭竜スキー場や、その近くで宿泊施設を備えた九頭竜国民休養地など十五施設が対象。市財政経営課によると十年間で譲渡先が見つからない場合、再編計画編に廃止すると明記したのは、アウトドア施設「宝慶寺いこいの森」関係の八施設だけ。残る七施設は譲渡先が見つからなかった場合、「廃止の明記をしていない」(同課)ことを理由に、不採算施設でも市の公共施設として存続させる可能性があるという。
 譲渡先が決まらなかった場合に、廃止すると明記していない七施設について、同課は「九頭竜スキー場はここでなければ開催できない大会がある」と説明。ただ、アウトドア施設「和泉前坂家族旅行村」などは理由を明らかにしなかった。
 赤字などを理由に指定管理者が撤退するなどし、営業していない九頭竜保養の里のホテル「フレアール和泉」と中山間地域農村活性化施設「スターランドさかだに」は、管理運営方法を抜本的に「見直す」の五十一施設に入った。十年間かけて廃止を検討していく二十一施設には二〇一三年度から営業していない内水面遊漁等施設「サン・フィッシュランド」が含まれた。
 再編計画編の改定は少子高齢化が進み、限られた財源の中で全公共施設の維持管理が困難になっている状況を受けたもの。市が独自にサービス、建物、利用状況、経費の四項目で一次判定し点数化。それを基に三百三施設の今後の在り方を示した。再編計画編は市のホームページで確認できる。

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