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会心のクロダイ 丸貝釣法 三重県鳥羽市・畔蛸イカダ

2022年4月20日 05時05分

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青銀色鮮やかな40センチの乗っ込みクロダイを仕留めた加藤凜翔さん

青銀色鮮やかな40センチの乗っ込みクロダイを仕留めた加藤凜翔さん

  • 青銀色鮮やかな40センチの乗っ込みクロダイを仕留めた加藤凜翔さん
  • 当日の2人のクロダイ釣果
  • 凜翔さんのリズム感あるポンピング
 春休み最終日の5日、孫の加藤凜翔(中1)とクロダイを狙おうと三重県鳥羽市の畔蛸イカダに釣行した。狙い通り、アケミ丸貝で型を見ることができ、41センチを頭に2人で9匹を数えた。
 孫との釣行で毎回お世話になっているのは、畔蛸の「第二龍丸」。船頭の話では、3月末の時点で乗っ込みの個体は数匹しか確認できていないとのこと。一方、居着きと渡りのクロダイは釣れており、1人で2桁も珍しくないそうだ。型は30〜45センチ。餌はボケ、オキアミ、湖産エビが良く、アケミ貝は反応が悪いという。まして丸貝で釣果を出している人は皆無のよう。これで私の心に火が付いた。丸貝で何としても釣ってみたい。
 午前6時前、船着き場に到着。荷物を船に運んで出船した。この日の釣り客は私たちのみ。強風とうねりの予報でキャンセルが多かったようだ。イカダ群の中央に設置されている18号に乗ることにした。
 孫は5歳の時からイカダ釣りをしているので、団子も仕掛けも作れる。仕掛けは私と同じ丸貝掛け合わせ用(自作竿1・8メートル、上向き両軸受けリール、道糸トヨフロンLハード2・5号通し、ゴム張りカミシズ5B〜1号、ハリス10〜15センチ、伊勢尼針14号)。
 彼の釣り座は渡鹿野島向き右角。ただし、北西の強風が右側から吹いているので、竿先を左へ向けて風の影響を小さくする。特に丸貝の落とし込みでは横風が最大の敵なので、竿先は風下に向ける必要がある。
 私の第1投は丸貝。凜翔は団子を使わずにボケで投入し、落下途中はアタリがないようだが、着底した瞬間に小さなコツコツがあり、竿尻を持って備えている。だが、ポンピングをしながら「これはクロダイじゃない」と偉そうに一言。海面にヒラを打ったのは何と30センチのヒラメで、これは放流した。
 7時40分、私の丸貝落とし込みの途中にビリビリアタリが出た。続いての押さえ込みを掛け合わせると、41センチの乗っ込みらしきクロダイが上がってきた。凜翔も丸貝に替えて3投目に40センチをゲット。その際のポンピングは見事で、イカダ下に逃げ込もうとするのに対し、竿先を海中に突っ込んで耐える姿も格好いい。私が教えたことはないのだが、私のやりとりを見よう見まねで身に付けたのだろう。
 午前中は40センチ弱を1匹ずつ追加し、計2匹ずつの釣果で引き分け。当たり餌はすべてアケミ丸貝だった。昼食後、風向きが北西から東に変化。正面からの風で波も高くなった。ポイントを急いで作り直し、場所を30分間休めた。
 午後2時すぎに再開すると、風向きが変わったためか、またはポイントがずれたためか、丸貝への反応が悪い。3時、アタリが出たのは凜翔の竿だった。餌はボケ。40センチの渡りが顔を見せた。その後、納竿の6時までは私の釣果のみで30〜38センチを4匹追加した。
 この日の釣果は凜翔が38〜40センチを3匹、私が30〜41センチを6匹だった。残念なのは乗っ込みの大型が出なかったこと。今年は乗っ込みが遅れているそうだが、湾口に設置されている岩ガキの養殖場では多くの群れが視認されているというので、間もなく大型が竿を大きく曲げてくれるだろう。料金1人3500円。(問)第二龍丸=(電)0599(33)6583
 (銀座チヌクラブ・小川幹雄)
 的矢湾のクロダイはこの時期、居着き、渡り、乗っ込みの3種類が混在している。それぞれの食い方には大きな違いがある。居着きは警戒心が強いので、餌を潮下に流して食わせるイメージで。渡りは前アタリが長く続くことがあるので、早合わせは禁物。乗っ込みは食い方が激しく勝手に竿を押さえ込むので、ビギナーでも釣りやすい。

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