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大旗揺らし 30年ぶり出立の儀 高岡・気多神社で例大祭

2022年4月19日 05時05分 (4月19日 10時27分更新)
復活した奉幣使出立の儀の行列=高岡市伏木一宮の気多神社で

復活した奉幣使出立の儀の行列=高岡市伏木一宮の気多神社で

  • 復活した奉幣使出立の儀の行列=高岡市伏木一宮の気多神社で
  • 左右に獅子頭を振る「にらみ獅子」=高岡市伏木一宮の気多神社で
 高岡市伏木一宮の気多神社の春季例大祭が十八日、同神社であり、市無形民俗文化財の「にらみ獅子」が奉納されたほか、今年からかつて行われていた儀式「奉幣使出立(ほうへいししゅったつ)の儀」を復活再興した。同神社奉賛会によると、約三十年ぶりの復活という。
 出立の儀は、同神社の神の使いとされるキジが描かれた雉子(きじ)旗と五色旗を先頭に奉賛会、にらみ獅子の青年団、神職、雅楽を演奏する楽人など約三十人の行列が同市伏木東一宮の光西寺前から同神社への約一キロを巡行した。
 御輿(みこし)渡御では、同神社の大江秀和宮司の神事で依代(よりしろ)(ご神体)がうつされた御輿、にらみ獅子などが越中総社(えっちゅうそうじゃ)跡伝承地で神域とされている杉林を三周半回った。三周半することで越中全土を一巡したことになり、越中全域の平安を祈願した。
 にらみ獅子は、頭が箱獅子で胴幕に五人が入るむかで獅子。獅子頭を左右にゆっくりと向け、神殿の内外をにらんで魔をはらった。大江宮司は「平和と調和をお祈りし、日本人として心を使う人になってください」とあいさつした。
 角田悠紀市長ら来賓のほか、地元の伏木小学校三、四年生計五十八人がにらみ獅子を見学。奉賛会の北野健一会長(73)は「本来の形に復活させた奉幣使出立の儀を続けたい。小学生の記憶にとどめてもらい、大人になったら参加してもらうのが一番いい」と話した。
 四年生の関奈海(なみ)さんは「巡行やにらみ獅子の動きがゆっくりで、初めて見てびっくりしたけど、うきうきした」と話した。 (武田寛史)

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