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おなかで戦う「菌」を絵本に 高島・ビュースパイアが出版

2022年4月19日 05時05分 (4月19日 05時06分更新)
食育をテーマとした絵本「菌たろう」を手にする三科さん=草津市渋川の近鉄百貨店草津店で

食育をテーマとした絵本「菌たろう」を手にする三科さん=草津市渋川の近鉄百貨店草津店で

 発酵食品などを販売する高島市安曇川町中央の企業組合「ビュースパイア」は、食育の絵本「菌たろう」を出版した。腸内環境が心と体の元気を支えることを、善玉菌のキャラクターを通じて分かりやすく描いている。代表理事の三科美保子さん(53)は「日々、何を食べるかの大切さを考えるきっかけにしてほしい」と話す。
 菌たろうが、いつもぼくのおなかで戦ってくれている|。絵本は腸内の善玉菌の働きを、力持ちで知られた昔話の金太郎になぞらえた。おなかの中で、菌たろうが悪玉菌に相撲技をかけると「げんきな ちからが きんきら き~ん!」。腸内で金色の光が輝き、男の子が元気になる。
 善玉菌の働きはこんなイメージだという。腸内環境に詳しい薬剤師塚本悟郎さんが絵本の監修を務めた。三科さんによると、約千種類以上の腸内菌は善玉、悪玉、日和見菌の三タイプに大別され、その三つがバランスよく活動すると、生活習慣病やストレス予防、免疫に幅広く効果がある。
 セラピストの国際資格を持ち、施術のほか生菜食や発酵食品の講座を開いてきた三科さんは現在、ビュースパイアで乳酸菌のお米のヨーグルトを販売している。絵本は県の補助金を得て、昨夏から兵庫県在住のイラストレーター、ホッシーナッキーさんと制作。これに併せ、菌たろうをテーマに地元のミュージシャンと読み聞かせソングをつくり、体操講師とは「菌たろう体操」も手掛けた。
 三科さんは「忙しい現代社会では食事が偏りがち。発酵食の魅力を子どもと楽しく学び、お母さんたちの意識が変わるようになってほしい」と話す。
 ワイド版、三十二ページ。税込み千三百二十円。ビュースパイアのホームページで販売中。近鉄百貨店草津店(草津市渋川)で十九日まで販売しており、五月十四日には店で読み聞かせ会がある。
 (作山哲平)

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