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低迷期は年一度やらかした悪夢の大逆転負け…立浪監督が摘んだ“まさかの芽”「ランナー関係ないからとにかく行け」

2022年4月18日 10時21分

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2回表1死、ソロを放ち笑顔でダイヤモンドを回る鵜飼

2回表1死、ソロを放ち笑顔でダイヤモンドを回る鵜飼

◇渋谷真コラム・龍の背に乗って ◇17日 広島4―10中日(マツダ)
 野球は確率の競技だが、時に覆るから面白い。1回の猛攻。先制打は得点圏打率5分9厘(17打数1安打)のビシエドが打った。2点目の木下は、2ストライクから右前へ。こちらは2ストライク後の打率が9分6厘(31打数3安打)だった。そして左前に2点打を放った京田は、得点圏での初安打。そもそもリーグ最下位の打率1割4分9厘だった。
 広島の先発・森下の2イニング、8失点での降板はプロ最短にして最多。数字上の話で言えば「まさか」の連続だった。そして鵜飼の起用も「まさか」。5点目の2号ソロよりも、先発起用には少し驚いた。森下とは前回の対戦(4月2日)で3打席3三振に倒れていたからだ。加えて右翼は1軍初、2番に至っては人生初。岡林の定位置にそのままはめ込んだとはいえ…。つまり「まさか」を聞く対象は打った鵜飼ではなく、メンバー表に名前を書き込んだ立浪監督である。
 「(鵜飼の先発は)岡林の調子が悪いからです。本当は続けて使いたいんですけど、へばったような打撃をしていたので。鵜飼は初回(中飛)は凡打しましたけど、狙い球を決めて打っていた。2番だと細かい作戦はできないけど長打がある。相手にプレッシャーがかかるかなと思ってね」
 前回の岡林は森下から三塁打。それでも最初に決めたのは岡林を初めて先発から外すことだった。1度きりの森下との対戦を相性とは見ず、一流打者の目で「今」を判断したわけだ。
 打の「まさか」を演出したのも立浪監督だが、守で「まさか」の芽を摘んだのも立浪監督だった。7回の清水が背負った一発同点のピンチに、自らマウンドに足を運んでこう言った。
 「ランナー関係ないからとにかく行け」。常に伝えてきたのは結果を恐れ、敵に背を向けるなということ。低迷期の竜が、年に1度やらかしていた悪夢の大逆転負け。何が理由で「まさか」が起こるかを、立浪監督は知っている。
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