本文へ移動

鮮やかゴム版画 浜松の山本さん、県立森林公園で個展

2022年4月18日 05時00分 (4月18日 09時45分更新)
浜名湖の花火を画題にした作品。右側は彩色する前のもの=浜松市浜北区で

浜名湖の花火を画題にした作品。右側は彩色する前のもの=浜松市浜北区で

  • 浜名湖の花火を画題にした作品。右側は彩色する前のもの=浜松市浜北区で
  • 色彩豊かな作品を紹介する山本壬一さん=浜松市浜北区で
 ゴム板を使った彩色版画に取り組む浜松市東区の山本壬一(じんいち)さん(74)の個展が、同市浜北区の県立森林公園ビジターセンター「バードピア浜北」で開かれている。山岳風景やまつり、世界遺産の絶景などを描いた約四十点の力作が並ぶ。二十一日まで。
 作品は、はがき大かA4大のゴム板を彫った版木に黒インクをつけて輪郭のみを印刷した後、筆で彩色した。木版画と比べて彫る際にあまり力がいらず、多色刷りのように版木を複数彫る必要がないため「楽で、誰でも気軽に取り組める」という。
 「伊豆・河津七滝(ななだる)・大滝」は新緑の季節に訪れた河津町の名所を描いた涼しげな作品。ゴム板に電気ドリルで小さな穴を開け、盛り上がった穴のへりで滝つぼの様子を表現した。「浜名湖 弁天の花火」は、夜空に大輪の花火が色鮮やかに浮かぶ。絵の具の色を変えれば、いくつも作品を作れることも魅力の一つという。
 地元の男性(84)は穂高連峰を描いた作品に「山の稜線(りょうせん)がきれいに出ている。繊細だ」と見入っていた。
 元大工の山本さんは子どもの頃から創作やものづくりが好きで、年賀状をゴム板版画で出していたことが高じたといい、創作歴は半世紀以上。楽しさを広めようと同センターで近く教室を開く予定で、展示会はPRも兼ねた。
 会場では版木や彫り方の技法も紹介。山本さんは「画題を見つけたり、自分で技法を考えるのも楽しい。ぜひ一度取り組んでみて」と話している。展示会は午前九時〜午後四時半。教室の説明会を五月二日午前十時からバードピアの作業室で開く。(問)山本さん=090(8676)1893。 (山本真嗣)

関連キーワード

おすすめ情報