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川の清掃20年、ホタル戻る 犬山・郷瀬川清流会

2022年4月17日 16時00分 (4月17日 16時00分更新)
新郷瀬川沿いでごみを拾う清流会のメンバー=犬山市犬山の鮎見橋周辺で

新郷瀬川沿いでごみを拾う清流会のメンバー=犬山市犬山の鮎見橋周辺で

 犬山市の郷瀬川と新郷瀬川周辺を清掃するボランティア団体「郷瀬川清流会」が、活動二十年目を迎えた。以前は家電製品の不法投棄が目立ち、汚れていた川で「ホタルを呼び戻せるぐらいきれいにしたい」と、月三回の清掃を地道に続け、今では夏になるとホタルが舞う川に戻った。
 会は毎月、「三の付く日」に活動。今月十三日もオレンジ色のジャンパーを着た十人が約一時間、ごみを拾った。菓子の袋や空き缶、たばこの吸い殻などさまざまなごみが集まったが、会長の仙石高久さん(78)は「これでもだいぶきれいになりましたよ」と話す。
 結成は二〇〇三年。市内の高齢男性四人が「余暇を何かに生かせないか」と始めた。当時はテレビやタイヤなどが不法投棄され、川の中のバイクにロープをくくりつけて橋の上から引き上げたこともあった。現在のメンバーは十六人で、それぞれできる範囲で活動している。
 住民の環境意識の高まりもあって、家電などの不法投棄はほとんど見られなくなった。かつてはすぐにいっぱいになったごみ袋も、今は一人一枚で足りるようになり、成果を実感している。ごみ拾い以外にも、新郷瀬川にこいのぼりを飾ったり、犬山ひばりケ丘公園にシバザクラを植えたりした時期もあった。
 悩みは会員の高齢化。七十代と八十代が大半で、活動エリアも以前の半分ぐらいになった。こいのぼりを飾るのをやめたのも、高齢化が理由だ。仙石さんは「ずっときれいな町を維持するためにも」と、一緒にできる仲間を募集している。(問)仙石さん=090(3258)8969
 (水越直哉)

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