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静岡理工科大 木村新学長が抱負 

2022年4月17日 05時00分 (4月17日 05時02分更新)
静岡理工科大の学長に就任した木村雅和さん=袋井市で

静岡理工科大の学長に就任した木村雅和さん=袋井市で

 静岡理工科大(袋井市)の新しい学長に木村雅和さん(61)が就任した。木村さんは同時に静岡大浜松キャンパス(浜松市中区)の電子工学研究所長に就き、私立大と国立大研究所のトップを兼ねる異例の人事となった。静岡理工科大の運営方針や、両大学の連携の在り方について聞いた。 (聞き手・木谷孝洋)

◆大学連携 地域けん引

 −就任に至った経緯は。
 「昨年秋に静岡大電子工学研究所長に就くことが学内選考で決まっていた。その後、年末に静岡理工科大から学長就任の要請があった。どちらのポストも重く『兼務するのは無責任だ』という声もあったが、大学間連携の新しいモデルをつくりたいという思いで引き受けた」
 −両大学が連携することのメリットは。
 「電子工学研究所は世界レベルの研究実績を持つが、ともすれば『論文を書いて終わり』となりがちだ。その点、静岡理工科大は地域の課題を拾い上げて研究や技術開発につなげている。両大学が連携することで、地域のニーズに最先端の研究で取り組むことができるようになる。お互いにとって良い効果が期待できると思っている」
 −静岡理工科大が目指す大学像は。
 「昨年開学三十周年を迎えたが、これまで九千人の卒業生を輩出し、八割近くが地元企業に就職している。県内唯一の理工系総合大学として、県西部のものづくりを支えているという自負がある。二〇一七年に建築学科、今年四月には土木工学科を開設した。今後は地元企業や行政と協働し、街づくりの核となりたい」
 −学長として取り組みたいことは。
 「本年度から始まった五カ年計画では、博士課程の新設が盛り込まれた。文部科学省の認可が必要で簡単なことではないが、私の在任期間中には設置したい。博士課程ができれば、理工科大発のスタートアップ(新興企業)も出てくるだろう」

 きむら・まさかず 1960年、旧清水市(現静岡市清水区)生まれ。東北大大学院工学研究科博士前期課程修了後、85年に静岡大助手、同大イノベーション共同研究センター教授、理事・副学長を歴任した。専門は半導体工学や産学連携。


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