NPO法人助け合いネット静岡 困り事、親身に相談

2017年8月24日 02時00分 (5月27日 05時31分更新)

相談者からの悩みを聞く山崎秀和さん(左から2人目)=静岡市葵区で

 高齢社会に対応する「何でも屋さん」。江戸時代から続く職人の町、静岡市葵区番町地区で活動を始めて九年目。高齢化の波がこの地区にも押し寄せ、近年の相談内容は相続・遺言や介護問題などが増加している。看護師や商工会職員らの職歴を持つ相談員が地域の困り事に対し、親身の相談に乗っている。
 お盆すぎの昼下がり、旧一番町小学校跡地にある「静岡市番町市民活動センター」(葵区一番町)内の事務所に中年の男女が訪れた。施設に入所する高齢のおばの「終活」に関する相談だった。二人は元静岡商工会職員で税務関係に詳しい相談員の山崎秀和さん(68)を相手に生前贈与や住まいの処分などを熱心に聞いていた。
 山崎さんは「老後の生活資金確保のため相談者と一緒に信託銀行を訪ねたり、伸び放題の庭木の剪定(せんてい)を業者にあっせんしたり。相談者の悩みに対し、具体的で親身な対応を心掛けている」と話す。
 八千世帯ほどの番町地区は古くからの住民が多く、相談はつてを頼って持ち込まれる。相談員の三浦正幸さん(74)は「地元で町内会長を務めていることもあり、町内会を通じて相談が寄せられることが多い」と説明する。
 活動は困り事相談にとどまらない。数年前、静岡大の学生と共同で「職人町」である番町地区の伝統工芸士をマップにして取り上げた。山崎さんは「新たな提案を考えている。静岡市の振興に地場産業がどう貢献できるか考えたい」と話した。
(沢田佳孝)

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