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ナマステ・ネパールしずおか 日本との懸け橋に

2019年2月14日 02時00分 (5月27日 05時31分更新)

ナレス・マハラジャンさん(左から2人目)ら会のメンバー=静岡市葵区で

 県内に約五百人が暮らすネパール人の交流団体。年四回の祭りをはじめ、食事会や演奏会などを通じて会員の団結を深め、日本・ネパール両国の文化交流や友好を深めている。
 設立は二〇〇七年夏。ネパールは六十を超える民族が暮らす多民族国家のため、会長のナレス・マハラジャンさん(46)=焼津市中根=は「政治や宗教の話はしない」と一つだけルールを決めた。会員の出身地は首都のカトマンズだけではなく、農村部などからも留学生として来日している。
 ナレスさんが来日した一九九二年には、県内に住むネパール人はわずか二人。「来日者が増えるに連れ、後輩たちの面倒を見てあげる場所が必要と感じた」と振り返る。今でも毎日のように携帯が鳴り、医療や住居などの身の回りの相談に乗っている。
 「ダサイン」と呼ぶネパール最大の祭りを十月に開催している。民族衣装を身に着け、音楽や踊りを楽しむ。日本人の参加も歓迎する。祭りのほかにも、本国と日本の橋渡しのため、留学生らのホームステイの仲介なども担っている。
 約九千人の死者が出た二〇一五年四月のネパール地震の際には、会員が団結し、発生直後に街頭寄付を募った。県ボランティア協会とも協力し、一週間で五百万円近くの募金が集まり、大使館を通じて母国に送金した。二月中旬には、静岡市駿河区で、ネパール地震で被災した村に密着したドキュメンタリー映画を上映する予定だ。
 ナレスさんは「活動を通じて、ネパールの魅力を知ってほしい。日本との懸け橋になれるように頑張っていきたい」と話している。(問)ナマステ・ネパールしずおか=054(623)4466
(西田直晃)

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