駅南の会(静岡市駿河区) にぎわいへ「仕掛け」

2019年9月5日 02時00分 (5月27日 05時31分更新)

伊藤知行理事(右端)ら駅南の会のメンバー=静岡市駿河区で

 JR静岡駅の南口、通称「駅南(えきなん)」の活性化を後押しする有志の会。駅南エリアに住んだり働いたりする七人ほどで運営し、五月には駅南の飲食店などを紹介する「静岡駅南グルメマップ」を作った。
 発足は二〇一七年。きっかけは、会の理事を務める伊藤知行さん(51)と海野勝人さん(43)が、駅北口での会合を終え、静岡市駿河区の自宅へ向かう帰路での会話だった。「駅南も北口に負けない個性的なお店は多いし、盛り上げていきたいよね」
 駅南の強みは、駅からのアクセスの良さだ。「北口は国道1号が通り、地下街をくぐる必要があるが、駅南は徒歩二~三分圏内」と伊藤さん。会のフェイスブックではこれまで百以上の店舗を紹介してきた。
 グルメマップでは、四十八店を紹介。店内が喫煙可か、禁煙かが分かりやすいと好評という。四万部発行したマップは各店やビジネスホテルで入手できる。
 月に一度「美味しんぼ倶楽部」として駅南グルメの食事会を開く。二十~三十人ほどが集まり、市外からの参加者や問い合わせもあるという。
 伊藤さんは「地域の輪が広がり、もともと持っていた潜在能力を発揮できるようになってきた」と話す。
 駅南エリアはホテルやマンションなどの開発が進む。市企画課によると、駿河区南町と稲川一~三の人口は昨年九月時点で、十年前と比べ三割以上増えた。
 今後も、地元飲食店の商品を並べたマルシェなど、人が集まる仕掛けを企画している。伊藤さんは「食べることにこだわらず、マップを充実させたい。駅南が、生活しやすい環境になっていけば」と語る。(問)伊藤知行理事=090(5453)1718
(谷口武)

関連キーワード

PR情報