県多文化共生総合相談センターかめりあ 母国語対応に安心感

2019年10月17日 02時00分 (5月27日 05時31分更新)

かめりあ相談員の大石暁莉さん(手前右)ら=静岡市駿河区南町で

 今年七月にオープンした外国人県民のための相談窓口。ポルトガル、スペイン、フィリピン、中国、ベトナム、インドネシア、英、韓国の八カ国語で相談員が対応する。県の委託で県国際交流協会が運営する。
 中国出身の相談員大石暁莉(シャオリ)さん(49)は「外国人県民の困り事を解決できることにやりがいを感じる」。二十五年前に留学で来日し、日本人男性と結婚した。「日本に来たばかりの時は困ることがたくさんあった。そんな経験もこの仕事で生かせる」と話す。
 相談できる内容は、仕事、子育て、病院の手続きや、日本にいるために必要な在留資格など。平日の午前十時~午後四時、外国人相談員が週二日程度ずつ交代で窓口にいて、電話などで無料で相談を受ける。
 大石さんらをサポートする日本人相談員の杉山滋敏さん(71)は「母国語で相談できるということが、外国人の安心につながる」と説明する。相談件数は月五十~六十件。無料通信アプリLINE(ライン)やフェイスブックなどの会員制交流サイト(SNS)を使った相談も多いという。
 「かめりあ」の由来は、茶の木の学名「カメリア・シネンシス」から。カメリアは外国人にもなじみのあるツバキの花の別名で、多くの人に親しみを持ってほしいという願いが込められている。県国際交流協会の野秋貴靖・事務局長は「市町と連携しながら、県の外国人相談窓口のトップランナーとして対応を充実させていきたい」と話した。(問)かめりあ=054(204)2000
(三宅千智)

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