NPO法人しずかちゃん(吉田町) 公園と自然を守る

2020年5月21日 02時00分 (5月27日 05時31分更新)

四季折々の花を手入れする職員とボランティア=吉田町で

 約一四・三ヘクタール、東京ドーム三個分の広大な敷地に、四季折々の花が咲く。地域の憩いの場として広く親しまれている大井川河口の県営吉田公園(吉田町)は、地元住民らでつくるNPO法人「しずかちゃん」が運営している。
 職員は作業員八人、事務職が五人。登録ボランティアが約四十人。芝生や生け垣の刈り込みは造園業者に発注するが、日々の草取りや掃除、花々の手入れやイベントの管理といった仕事は、こうしたスタッフが担っている。
 ボランティアの作業日は月二日。休日に集まり、花の手入れや植え替えなどに汗を流す。町内の会社で働く大石百合香さん(48)=島田市=は、園内に生息するアサギマダラに魅了されて趣味の写真撮影に通ううち、水辺の野草園(ビオトープ)を担当するボランティアになった。「自然の中で過ごすと、植物や虫、野鳥など、日々いろいろな発見がある」と楽しさを話す。
 公園は二〇〇一年、「しずおか緑・花・祭(りょっかさい)」の跡地に開園。「しずかちゃん」は〇六年四月に県の指定管理者となり運営を続けている。名称は「静岡」の「静」に「花」を合わせた命名で、祭り当時からのマスコットキャラクターもある。
 「自然に包まれた、ぬくもりのある公園。スタッフの支えに感謝しながら、魅力を守り続けていきたい」と就任二年目の小松幸雄理事長(72)=藤枝市。新型コロナウイルス対策で休園し、十八日に再開した。六月にはキキョウやハナショウブ、クチナシの花が見頃を迎える。「大勢の人が来てくれる日を、楽しみにしている」と小松理事長は張り切っている。入場無料。(問)事務局=0548(33)1420
(酒井健)

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