鈴木誠也の真骨頂「ボール球に手を出す確率5%」メジャーでも断トツ最低「この場面でどうやったら我慢して見逃せるんだ?」解説者は感嘆
2022年4月14日 16時53分
◇13日(日本時間14日)MLB パイレーツ6―2カブス(ピッツバーグ)
カブスの鈴木誠也外野手(27)は「5番・右翼」でフル出場。4回に中前へ開幕5試合連続安打のタイムリーを放つなど3打数1安打、1打点、1四球。パイレーツの筒香嘉智内野手(30)も「4番・一塁」でフル出場し、2打数無安打、2四球、1三振だった。
試合中継局のマーキーSNによれば、今季大リーグの「チェイスレート(ボール球に出を出す確率)」は、鈴木が飛び抜けて選球眼がいい1位で5・0%。以下はソト(ナショナルズ)9・1%、ガーバー(レンジャーズ)9・6%、イエリチ(ブルワーズ)11・1%と続いている。ちなみに、大リーグ平均は28・3%。
米放送局MLBネットワークのデローサ解説者は、鈴木の4月7日のメジャー初打席に注目した。2回1死二塁、相手ブルワーズの先発は昨季サイ・ヤング賞右腕バーンズ。3球でカウント1ボール2ストライクと追い込まれながら、内角低めのカーブ、さらに高低へ投げ分けられた宝刀カットボールを見逃し、四球をもぎ取った。
同解説者は「どうやったら最後の3球を我慢して見逃せるんだ? ホームの観客の前で迎えた大試合の先制チャンス。何としても打ちたいはずなのに、超一流投手が相手でも自分の形を崩さない。打席の中で本当にゆったり構えられるということだろう」と感嘆した。
さらに「断然ゴージャスなスイング。フォロースルーの最後まで両手をバットから離さないのはあまり見ないな。打点を稼げ、どこの打順でもこなせるタイプ。カブスOBで、いつも対戦相手に打席でダメージを与えていたアラミス・ラミレスを彷彿とさせる。私が見た中で最高の打者の一人だった」と、メジャー通算386本塁打、球宴選出3度の元大砲を引き合いに称賛した。
マーキーSN局のデシェイーズ解説者も「普通の打者は2ストライクと追い込まれれば、少しパニックモードになってストライクゾーンを広げてしまうが、誠也は違う。すごく鋭い目を持っていることもあり、打席でのアプローチはバランスが取れた我慢強さが際立っている」と、口をそろえた。(写真はAP)
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