知多から全国へ…日本福祉大付「地産“地勝”」で高校サッカー界に新風を
2022年4月14日 06時00分
日本福祉大付属高(愛知県美浜町)のサッカー部は、今季から公式戦のユニホームなどにスポンサーロゴを掲出する。スポンサー料は、愛知県1部リーグで奮闘するチームの活動費などに活用。愛知県出身で元Jリーガーの鵜飼建吾監督(36)の下、県高校サッカー界に新風を吹かせる挑戦が始まる。
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真新しいユニホームに、地元有力企業のロゴが映える。主将の坂野豪紀(こうき、3年)は「プロみたい。めっちゃかっこいいです」とほほを緩めた。
日福大付についたスポンサーは、練習着などへの掲出も含めて15件。そのほとんどが知多半島に拠点を置いている。ユニホームスポンサーには「日本“福祉”大付属だから」(鵜飼監督)と名古屋市の福祉関係の企業も名を連ねる。
青森山田高をはじめ、近年は全国規模の強豪校にスポンサーが付くことも増えてきた。日本福祉大付がスポンサーを獲得した理由は県1部リーグを戦う実力に加え、地域密着という理念。「地元の高校生のためなら」と、多くの企業が支援を申し出た。
今でこそ100人規模の部員を抱えるが、鵜飼監督が就任した8年前は部員数が足りず、近隣の高校と合同で大会に出場したこともあった。だが、知多出身者にこだわったスカウト活動や鵜飼監督の指導方針が実を結び、部員数は年々増加。地元での活躍を期して、同校の門をたたく選手も増えた。知多半島出身者が、今も部員の大半を占める。
地域密着を掲げてから選手の成長も加速したという。「知多の子たちの特長なのかもしれないけど、すごく純粋。仲間のため、とか知多を代表して、という意識の方がいいみたい」と、鵜飼監督も目を細める。
チームの大きな目標は、冬の全国高校選手権出場。知多から全国へ向けて掲げるのは、地元の誇りを背負った選手たちの「地産“地勝”」だ。
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