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穴水の車中泊人気 全国区 バックパッカーハウス ネット予約2位

2022年4月14日 05時00分 (4月14日 10時14分更新)
専用サイト予約数2位と車中泊愛好家から人気を集める田舎バックパッカーハウスを運営する中川生馬さん=穴水町川尻で

専用サイト予約数2位と車中泊愛好家から人気を集める田舎バックパッカーハウスを運営する中川生馬さん=穴水町川尻で

サイト運営会社「能登の田舎体験満足度↑」

 「住める駐車場」をコンセプトに車中泊ができる穴水町川尻の施設「田舎バックパッカーハウス」が、全国の車中泊スポットを検索・予約できるインターネットサイト「Carstay(カーステイ)」の過去三年間の予約数で全国二位となった。首都圏のスポットが上位を占める中、北陸地方では唯一、十位以内にランクイン。コロナ禍の中、人との接触を避けつつ、中長期滞在ができる事などが利用者から高い評価を得た。 (森本尚平)
 同サイトは二〇一九年一月末にサービス開始。駐車場や空き地などを活用して車中泊スポットとして無料登録でき、利用者はサイトを介して予約ができる。現在は全国で約三百三十カ所が登録されている。
 コロナ禍で「三密」を回避しながら移動や寝泊まりができると、車中泊は人気を集める。同サイトの運営会社がサービス開始から二二年一月末までの予約数の順位を発表。都心から近く、自然環境の中で車中泊体験ができる神奈川県の三浦半島や千葉県の房総半島などが上位を占め、温泉が楽しめる宿と隣接した首都圏のスポットも多くランクインした。
 その中で穴水町の同施設が全国二番目の人気を得た。車中泊で中長期の滞在ができる全国初の施設として一九年十二月に開業。ワンボックス型など荷室が広いバンやキャンピングカーなどが四台ほど止められる駐車場に、木造二階建て古民家を併設し、民家の共用スペースを自由に使うことができる。施設を運営する中川生馬(いくま)さん(43)は「それぞれの車を『自分の部屋』として使い、共用スペースを家族の快適空間として使ってもらっている」と話す。
 サイト運営会社の宮下晃樹(こうき)代表は、人気の理由として「ホストの中川さんのホスピタリティ精神もあり、能登ならではの田舎体験を満喫できる、満足度が非常に高いステーション」と話す。中川さん自身が車中泊愛好家であることもあり「リピート利用者が多く、またその魅力が口コミでバンライファーで話題となり『能登半島へ行った時は田舎バックパッカーハウスへ立ち寄ろう』と高い評判になっている」と分析する。
 民家の共用スペースは、利用者同士の交流や情報交換の場にもなっている。「旅の経験や情報を分かち合うアットホームな空間を今後も目指していきたい。冬にはここでカキが楽しめるようなスポットにもしていければ」と中川さん。町の特産品とともにPRし、人気を維持していく考えだ。

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