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町民が愛する 絹もずく 穴水湾で漁が本格化

2022年4月13日 05時00分 (4月13日 12時23分更新)
長い棒を使って、もずくを採る小谷進さん=穴水町鹿島で

長い棒を使って、もずくを採る小谷進さん=穴水町鹿島で

 穴水町で、もずく漁が本格化している。流通量が少なく町外の人の口に入ることはあまりないが、町民にとっては春の味覚の一つとして愛されている。五月ごろまで続く。(森本尚平)
 漁は、波がまだ穏やかな早朝に始まる。穴水湾のもずくは水深二、三メートルほどの浅い所で、海藻に絡まっている。漁師たちは、先にブラシのようなものが付いた長さ二メートルほどの棒でかき取っていく。
 十二日は、同町鹿島の穴水湾沿いで六隻ほどの小舟が漁に繰り出していた。六十歳から漁を続ける小谷進さん(81)は、水中メガネを使ってもずくの位置を確認しながら、棒を使ってもずくを取っていた。漁を終えた後は、船の上でピンセットを使ってもずくに絡まった海藻などを取り除いていった。
 穏やかな内海の穴水湾で育まれたもずくは「絹もずく」と言われ、町民から人気。小谷さんは「細くて柔らかく、粘り気も強い。町の人は酢の物やみそ汁に入れたりしてよく食べている」と話す。ただ近年は気象変動の影響などがあり、採れる量は少なくなっているという。
 漁期は例年三〜五月ごろ。町観光交流課によると、日によっては町内のスーパーで手に入るほか、飲食店でもこの時期に付け出しなどで提供される。

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