山野草などを採り調理 湖西市新居で「野遊び塾」
2022年4月13日 05時00分 (4月13日 05時00分更新)
野外活動などで自然に親しむ「野遊び塾」が十日、湖西市新居町の龍谷寺などで開かれた。湖西市と浜松市の親子ら約五十人が、山野草などを採り、調理して味わった。
参加者たちは、野遊び塾を主催するNPO法人「DIGtag(ディグタグ)」の佐々木善之代表理事と山野草を約三十年研究している高橋正彦さん(80)=愛知県豊橋市=の手ほどきを受けながら、寺近くの森などでミツバやユキノシタ、アシタバ、ビワの新葉、タンポポの花などを摘んで袋に入れていった。
竹が群生している場所では、落ち葉で隠れているタケノコを探して、スコップを使って収穫した。採った山野草やタケノコを寺に持ち帰り、境内で天ぷらなどにして味わった。
鷲津小六年の木下大和君(11)は「タケノコを見つけるのは難しかった。食べられる野草が分かったので、家の近くでも探して食べてみたい」と話した。高橋さんは「毎年講師を務めているが、保護者の参加が多くなっている。野草に興味を持ってもらえるのは良いことだ」と喜んでいた。 (桜井祐二)
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