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地域の在宅医療 広がる支援 誤嚥を防ごう! 歯科医師ら連携

2022年4月12日 05時00分 (4月12日 14時03分更新)
 体力や免疫力が落ちた高齢者、パーキンソン病といった神経難病患者の死因の多くを占める誤嚥(ごえん)性肺炎。食べ物や唾液などが気管に入る誤嚥に伴い、口の中の雑菌が肺で増殖するのが原因だ。そのリスクを減らそうと、内科医と口腔(こうくう)ケアを担う歯科医師が連携し、患者の在宅療養を支える試みが広がりつつある。食べることは、生きる喜びだ。最期まで口から栄養がとれるよう、奔走する愛知県内の例を見る。(佐橋大)

 「口から食べる喜び」守る


嚥下内視鏡を挿入し、患者の喉の奥を確認する宮本さん=愛知県扶桑町で


 二月上旬、愛知県扶桑町の民家の一室。同県犬山市の「結(ゆい)デンタル」の歯科医師、宮本佳宏さん(37)が、認知症を患う八十代女性の鼻から、喉に向かって内視鏡の管を挿入した。
 口に含ませたのは、とろみの程度を四段階に変えた色付きの水だ。のみこむことができるかを確認するのが目的。とろみは、どれほどの粘度があれば、誤嚥を起こさずに喉を通過するかを見極めるためだ。
 検査の結果、誤嚥することはなかったが、一部が食道に流れず気管の上の方にある声帯上部にとどまることが分かった。介助者がこの状態で食べ物を口に入れると、水が気管に流れて誤嚥を起こすリスクがある。
 女性は普段からうと...

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