三方原馬鈴薯 北海道から種芋、昭和28年販売開始

2020年5月22日 02時00分 (7月20日 14時36分更新)
出荷に向けて、掘り起こしたジャガイモの土を落とす生産者ら=JAとぴあ浜松提供

出荷に向けて、掘り起こしたジャガイモの土を落とす生産者ら=JAとぴあ浜松提供

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◆今が旬、食べてみて

 三方原台地(浜松市北区三方原地区など)で栽培される三方原馬鈴薯は、ホクホクとした食感とほんのりとした甘みの感じられるジャガイモです。色白でツヤのある皮も特徴の一つで、皮ごと食べると豊かな香りを感じることができます。
 三方原の赤土は酸性の性質があり、馬鈴薯が好む土です。日照時間が長く、豊富な太陽の光を浴びることで光合成が活発になり、でんぷんをたくさん蓄えることができます。
 三方原で馬鈴薯の栽培が始まったのは、今から110年ほど前、大正時代の初めのころです。他の農作物と比べてやせた土地でも育ちやすく、短い期間で収穫できることなどが理由でした。初めのころは在来の品種を育てていましたが、粘土質の赤土は水はけが悪く苦労しました。
 今から100年ほど前、大正時代の終わりごろに、北海道から赤土に合った品種の「男爵」が伝わり、積極的に栽培するようになりました。根が張りやすくなるように丁寧に畑を耕し、水はけが良くなるように排水路の整備もしました。
 戦後、三方原の開墾が進むと、馬鈴薯を栽培する畑の面積も増えました。
 1953(昭和28)年からは「三方原馬鈴薯」の名前で共同販売が始まり、産地化の基礎が築かれました。
 よりおいしい馬鈴薯を早く収穫するため、78(昭和53)年から畑をシートでおおうマルチ栽培を、87(昭和62)年からトンネル栽培を始めました。 
 2008(平成20)年にJAとぴあ浜松馬鈴薯選果場が完成しました。馬鈴薯に光センサーを当て、でんぷん価が高く、実のしまった高品質の物だけを出荷しています。
 馬鈴薯の栽培は、10月ごろ種芋を北海道から仕入れることから始まります。12月ごろから畑に肥料を入れ、1月ごろから種芋を植え付けます。2月にマルチがけを行い、5月ごろから収穫が始まります。
今が旬の三方原馬鈴薯です。歴史を学んだら、ぜひご賞味を!

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