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ウナギの頭で調味料 「鰻能」が農水大臣賞に 

2022年4月7日 16時00分 (4月7日 16時00分更新)
農林水産大臣賞を受賞した「鰻能 鰻ナンプラー」

農林水産大臣賞を受賞した「鰻能 鰻ナンプラー」

  • 農林水産大臣賞を受賞した「鰻能 鰻ナンプラー」
  • 浅井市長(右から2人目)にあいさつに訪れた中村社長(左)、丸崎代表(右)ら=豊橋市で
 豊橋市に醸造工場を持つ「イチビキ」(名古屋市)などが開発したウナギの頭部を使った魚醤(ぎょしょう)「鰻能(ばんのう) 鰻(う)ナンプラー」が、2021年度の優良ふるさと食品中央コンクールの新技術開発部門で、最高賞の農林水産大臣賞を受けた。イチビキの中村光一郎社長(59)らが3月31日、市役所を訪れ、浅井由崇市長に報告した。(斎藤徹)
 魚醤はウナギ養殖を研究する豊橋市の「海みらい研究所」が発案。丸崎敏夫代表(62)が市内の水産加工会社「あつみ」を見学した際、ウナギの頭部を廃棄していることを知った。三谷水産高校(蒲郡市)の校長時代から魚醤作りで交流のあったイチビキに提案し、昨年三月に商品化にこぎつけた。
 新鮮なウナギの頭部を塩と酵素につけ込んで発酵させ、ウナギのうま味とコクを出しつつ、生臭さのない魚醤に仕上げた。商品名やイメージキャラクターは地元の高校生らに募った。
 コンクールは食品関連団体でつくる食品産業センター(東京)が主催。地元の複数企業が協力し、高校生のアイデアを活用したことのほか、ニホンウナギの頭部を再利用している点が高く評価された。浅井市長は「農林水産業が盛んなまちとして、おいしいものがたくさんあることをアピールしてくれた。本当にすばらしい」とたたえた。
 和食や中華、エスニックのほか、卵かけご飯やサラダにも合うといい、中村社長は「まさに万能調味料。いろいろな料理へのアレンジや他の活用方法を研究したい」と述べた。丸崎代表は「絶滅危惧種になっているウナギのSDGsとしてPRしたい」と話した。
 鰻ナンプラーは九十ミリリットル入りで八百八十円。イチビキの通販サイトや、道の駅とよはし、エムキャンパス一階のフードコートなどで販売している。

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