本文へ移動

困窮小中生ら対象に無料塾 中部大春日丘高生、JR春日井駅前で毎週日曜

2022年4月5日 05時00分 (4月5日 05時01分更新)
子どもたち(手前の3人)に勉強を教えるインターアクトクラブの部員たち=春日井市上条町1のみんなのたまり場で

子どもたち(手前の3人)に勉強を教えるインターアクトクラブの部員たち=春日井市上条町1のみんなのたまり場で

  • 子どもたち(手前の3人)に勉強を教えるインターアクトクラブの部員たち=春日井市上条町1のみんなのたまり場で
  • 勉強の後はカルメ焼き作りで交流=春日井市上条町1のみんなのたまり場で
 困窮家庭や障害のある子の学びを支援しようと、中部大春日丘高校(春日井市松本町)のボランティア団体「インターアクトクラブ」が毎週日曜の午前中、JR春日井駅前で小中学生対象の無料塾を開いている。居酒屋の空き時間を活用し、生徒だけで運営。子どもたちが無邪気に遊ぶ「みんなのひみつきち」をイメージし、レクリエーションなども企画する。 (小林大晃)
 「今日はここまでやってみようか」。三月下旬、居酒屋「みんなのたまり場」(上条町一)の二階で、部員の高校生が子どもたちの勉強を見ていた。教材を持参してきた小中学生を一対一で、それぞれの学習ペースに合わせて指導。ときには解答時間をタイマーで計るなど、集中力を高める工夫もする。
 二年の中島愛深(まなみ)さん(16)は「学習障害があったり集中力が続かなかったりする子もいるので」と話す。この日は学習時間の後にレクリエーションとして、あめを発泡させた砂糖菓子「カルメ焼き」作りを企画。店内には部員と子どもたちが交流する楽しげな声が響いた。
 同店は営業時間外の昼間に、店内をフリースペースとして貸し出している。インターアクトクラブは関係者を通じて「使ってみないか」と打診を受け、中島さんが無料塾を提案し昨年十一月に開校した。中島さんによると、市内には民間の団体などが手がける無料塾がいくつかあるが、JR春日井駅の周辺にはなかったという。
 クラブでは活動の一環で学習支援にも取り組んでいるが、これまでは既存の無料塾に講師として出向くことがほとんどだった。顧問の松本誠太(せいた)教諭(40)は「(学習支援については)能動的に活動する機会が少なかった。高校生が自ら運営する無料塾は全国的にも珍しいのでは」と目を細める。
 部員たちがシフトを組んで講師を担い、クラブのOB・OGの大学生らも手助けする。現在は新型コロナウイルスのために自粛しているが、子ども食堂も開催したい考えだ。中島さんは「高校生の目線で、他の無料塾ではできない子どもたちへの支援ができれば」と意気込んでいる。毎週日曜の午前十時〜十一時半。

関連キーワード

おすすめ情報