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未来考える力 育てる 扶桑東小 言葉や社会への関心 向上へ活用

2022年3月10日 05時00分 (4月5日 14時04分更新)

自分で作った新聞の切り抜き作品について発表する児童=扶桑東小提供

 愛知県丹羽郡扶桑町の扶桑東小学校は、授業で新聞を活用する活動(NIE)を通して、全校児童が言葉や社会への関心を高めている。「最新の世界情勢を知り、未来をひらく児童の育成」を目指す同校にとって、新聞は大切にするツールの一つ。二〇二〇、二一年度のNIE実践校である同校の取り組みを、担当の河合若菜教諭に聞いた。(水越直哉)
 一、二年生は新聞に親しむため、大量の文字の中から好きな言葉を探す。「色が付いた字がいい」などと文字を探し、見つけた言葉の意味を主体的に調べる児童もいるという。三年生は気に入った写真を選び、その理由や感想を友だちに伝える。デジタルの時代だが、河合教諭は「紙の方が子どもたちは扱いやすい」と指摘する。
 四年生からは新聞の切り抜き作品作りを始める。まずはそれぞれ関心のあるテーマの記事を集め、オリジナル新聞作りに挑戦。五年生では共通のテーマを決めて取り組む。二一年度は「福祉・東京パラリンピック」だった。そして最上級生になると、六年間の集大成として「新聞切り抜きコンクール」に応募している。

「未来を主体的に考える児童を育てたい」と話す河合教諭=いずれも扶桑東小で

 NIE実践校には新聞が無償提供される。児童は複数の新聞を見比べ、同じ情報でも新聞によって立場や書き方が違うことも学ぶ。担当する河合教諭は「世界中で起こっていることを知り、未来を主体的に考える児童の育成を目指したい。NIEに取り組み、この学校の子どもたちが自分で考える力は高いと感じる」と話す。
(3月10日付 中日新聞朝刊近郊総合版より)

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