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新聞コンクール先生の部 入賞者紹介(上)

2022年3月4日 05時00分 (4月5日 14時03分更新)

毎日発行する学級通信「おでんの湯」を紹介する佐藤教諭=愛知県豊田市の四郷小で

児童の良さ 伝えたい

■最優秀・豊田市四郷小の佐藤利紀教諭
 中部九県の学校・学級新聞のうち優れた作品を表彰する「子どもと先生の新聞コンクール」(中日新聞社主催)の二〇二一年度先生の部で、愛知県豊田市四郷小の佐藤利紀教諭(42)が最優秀賞に選ばれた。豊田市内からは他にも、優秀賞に二教諭が選ばれた。三人の取り組みを紹介する。
 佐藤教諭は四年一組の担任で、昨年四月から毎日、学級通信「おでんの湯」を発行している。名前の由来は、クラスで読み聞かせに使われていた絵本「おでんのゆ」。多くの種類の具材が入ったおでんが題材で、多様性の大切さについて考えさせられる一冊。児童と一緒に考えた上で、級訓にも同じ言葉を掲げている。
 新型コロナウイルス禍で授業参観など行事がなくなり、児童の学習の様子を保護者らに伝えようと新聞発行を始めた。毎日「朝の会」で配られ、マッチを使った理科の実験や学年集会など前日の様子を写真とともに紹介。三月三日時点で百八十七号に達している。
 将棋の藤井聡太五冠の戦績や北京五輪の結果など時事ニュースが載ることも。朝の会では児童たちが新聞を速読した後、その内容を問うクイズに挑戦する。「楽しみながら子どもの学習につなげたい」との思いからだ。
 児童たちは三年生の時、新聞を活用して読み取りの力をつけた。四年生では「後期に頑張ること」「時間を守ろう」などそれぞれが自主的に新聞をつくり、教室に張りだしている。佐藤教諭はその様子も学級通信に載せ「子どもの良いところをたくさん伝えたい」と意気込む。佐藤教諭から見た児童の良い点を取り上げた「ここが『すばらしい』」のコーナーも毎日掲載。保護者からも「親子の話題づくりに役立っている」と評判だ。
 最優秀賞の受賞に「光栄」と笑顔。「文章を書いたり、その内容を人に伝える学習の一環になれば」と願っている。(籔下千晶)
(3月4日付 中日新聞朝刊豊田版より)

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